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  • 「国内交通手段2」
    -レンタカー-

  • 2003年12月15日作成
    2008年6月17日更新


さて、自分のペースでまわりたい人はレンタカーと言う手もあります。価格はレンタカー会社や車種によっても様々です。まだまだマニュアル車が主流なので、オートマティック車料金は高めです。走行距離限度なしが主流だと思いますが、たまに限度付きもあるので、気をつけて選んでください。

借りる(乗る)前には不備がないかきちんとチェックしましょう。四駆を借りたときに、後ろのドアがちゃんと閉まらなかったけど、レンタカー会社の人に「大丈夫ですよ」と言われて、そのまま出発したものの、あとあとホコリが入ってきて大変だった、と言う話を聞いたことがあります。事故車に対する認識も日本と違いますので、事故車にあたる可能性もあります。タイヤの「ミゾが … 」ほとんどないケースもありました。

乗り捨てサービスを利用する場合、通常乗り捨て料金がかかるようですが、例えば、ほとんどの人が「レイキャヴィク→アクレイリ」などのように「レイキャヴィク→どこか」のルートを利用することが多いので、逆のルート「どこか→レイキャヴィク」になる場合、交渉次第では、乗り捨て料金がかからないこともあるそうです。借りる前に問い合わせてみてください。ちなみに、場所にもよりますが、乗り捨て料金ってけっこうしますよ。

保険では、事故等の際、通常 kr.60000〜kr.150000程度(レンタカー会社や車種に依る)までは自己負担です。(合計金額がそれ以下なら保険を使わない方が安く済むってコト。)ですが、自己負担金が kr.20000程になる特約もあるそうなので、興味のある人は契約する前に確認してください。

また、2007年春の時点では、AVISでは1日数百 kr.の特約をつけると、事故等の際の自己負担金がゼロでした。アイスランドでは(確か)タイヤの溝は1ミリ以上あれば車検は通りますが、AVISではタイヤの溝の基準はそれより厳しいので、多少高くとも、AVIS等整備のしっかりした、かつ保険の保証の高い会社を選ぶと安心です。

(ちなみにAVISのタイヤの溝基準はうろ覚えだけど3ミリ以上とのこと。でも実際に借りた時は、1冬程度しか使用された形跡のない、状態の良いタイヤでした。まぁ、これはウチが事前にメイル&電話でうるさく・しつこく確認したからかもしれません。(^^;) クレーマーになる必要はありませんが、無駄におとなしい客である必要もありませんからね。)

春先や初秋にレンタカーで1号線を1周する場合、スタッドレスタイヤかどうか、確認しましょう。北部では春も遅くまで雪が残っていたり、9月に初雪を迎える所もあるので、ノーマルタイヤでは危険です。Reykjavik付近で雪や凍結道路はない場合も多いので、レンタカー会社は安易に「ノーマルタイヤでも大丈夫」と答えるかもしれませんが、万が一の時、彼らは責任を取ってくれません。また、北部に着いてから雪に見舞われてタイヤ交換するのは、旅行者にとって時間の無駄です。しっかり主張して、スタッドレスに交換してもらいましょう。

ただし、冬季のレンタカー利用は、よほど雪・氷道の運転に慣れている人以外にはオススメしません。冬でも雪のない時期は結構ありますが、いつ天候が崩れるかわからないのがアイスランドです。吹雪くと、首都においてさえ、街中の標識が雪に覆われて見えません。ちょっと街からはずれると、視界が悪い場合、道路から簡単に落ちてしまいますし、その道路下は崖なのか、ただ数メーター下がっているだけなのかは、落ちてみるまでわかりません。

(車内の気温と外気の温度差で、フロントガラスに降った雪が溶けて、そのまま凍り、視界が悪くなると、進行方向がわからなくなり、道路へ落ちます。もし、運転中にこのような気候になってしまったら、こまめにフロントガラスを拭きましょう。それでも、視界2メーターなどでは、雪の降る方角につられて、進行方向がわからなくなる可能性があります。ムリはせず、できるなら、引き返した方が、身の為かもしれません。

体験談・200年の「引越」

レイキャヴィクにおいて、分岐路によっては立体交差になっているので、たとえば、左に曲がりたい場合でも、左折するとは限りません。全国的に、大抵の住宅地には、かまぼこ型の出っ張りが道路の所々にあります。また、村の入り口などでは、進入口の路面にさらに薄い出っ張りが並んでいます。これらはスピードを出させない為のものです。乗り心地も悪いので、速度は落としましょう。

信号は日本では赤→青ですが、こちらでは赤→黄→青です。信号ではなく、ラウンドアバウト(ロータリー)と呼ばれるシステムもあちこちで見られます。利用方法は、入る前にいったん停車し、希望の進行方向がどこであれ、反時計回りに進入します。出るときは方向指示器を出して、出ましょう。行きたい方向がわかりにくい時は、何周でもできて便利ですが、混雑の元なので、速やかに出た方がいいかも。

アイスランド人はなぜかあまり方向指示器を出さない傾向にあります。しかも、後ろすらまともに見ていない場合も多いです。(信じて運転してるのかな(^^;))なので、突然、目の前に車が入ってくることはよくあります。運転マナーは決してよくありません。

郊外ではハイビームで走る車が非常にが多いです。対向車のことなんて気にしない人がほとんど。パッシングをしても、気がつかない人さえいます。しかも、もっと困るのが、後続車のハイビーム。前にいる車が眩しくて見えにくい、なんて思ってもいないようです。(ひょっとして、街中でもハイビームだけど、明るくて気づいていないだけなのかしら?)

通常レイキャヴィクなどの町中やケフラヴィク航空ーレイキャヴィク間の道路以外には街灯がありません。暗い時期は、道路脇にあるポールに反射した光を頼りに進みます。ポールといえども、プラスティックの棒が約10メーターおき程度に立っているだけで、ガードレールの役は果たしません。

山道はに覆われていることもあります。これは、首都レイキャヴィクークヴェラゲルディ間でも十分に起こります。とかく視界は悪くなりますが、アイスランド人はあまり気にしないのか、100キロ走行で飛ばしていることもままあります。が、方向を間違って、道路から落ちる可能性は十分にありますので、周りを気にせず、自分のペースで走りましょう。

レンタカー会社に関してはこちらから探してください。

  1. Icelandic Tourist Board
  2. travelnet.is
  3. randburg

各会社名をクリックすると、詳細が現れます。とにかく、物価の高いアイスランド。レンタカーも例外ではありません。数がたくさん出てきますが、根気よくさがしましょう。なぜか価格を表示しているサイトが多くないのですが、残念ながらこれはアイスランドではよくあること。必要ならコンタクト(質問は具体的に)を取って、確認しましょう。

長旅を考えると、車内は出来るだけ大きい方が、体は楽です。でも、小さい車の方が低価格なんですよね・・・。また、四駆車は4つのタイヤでグリップするので、砂利道での安定性が断然違うし、疲れ方も全然変わってきますから、ランクル等大きい四駆を借りられれば1番良いのですが、なにしろ高いです。

ですので、例えばウェストフィヨルズを1周する場合、カローラとジムニーで比較すると … 。LatrabjargやRaudasandurへ行くならジムニーが楽です。ただ、ジムニーは四駆ですが、ホイールベースが短いので、安定性は悪いです。なので、全体の行程を考えると、カローラで行き、路面の悪い所では速度を落とすのが快適かもしれません。とりあえず、排気量が大きい方が楽だそうです。(その理由からヤリス=ヴィッツはあまりお勧めしません)

ちなみにガソリン代は場所や自分で入れるか、入れてもらうかでも、価格が変わりますが、95と言うレギュラーガソリンで1リッター約170 kr.前後です。(2008年6月17日現在)

運転する際の注意点

  1. アイスランドは右側通行になります。
  2. 飲酒及び酒気帯び運転禁止。
  3. シートベルトは全席着用のこと。
  4. ヘッドライトは常に点灯すること。
  5. 道路でない所を走らないこと(自然保護のため)
  6. 法定速度は
    1. 街中50km(各町・村の入り口にマークがあります)
    2. 郊外ではアスファルト90km
    3. 砂利道80km
    4. 特に記述がある場合、それに従うこと
  7. ラウンドアバウト(ロータリー) は反時計回りにまわること。2車線あるところでは内側のレーンが優先権を持ちます。
  8. 6歳以下の子供はチャイルドシートに座らせること。
  9. 運転手は携帯電話を運転中に使用しないこと(ハンドセットを含む)

と言った所でしょうか。速度に関しては、90キロの所も警察がいるとき以外は、みなさん、大抵それ以上で走っています。(ちなみに覆面パトカーでも、小さな警察のマークは入っています。りゅが見たことあるのは、緑色でした。)

90キロで走っていて、抜かれることも、「ぉぃ、こんなところ(カーブ等々)で抜くかよ」ってなとこで、抜かれることもしばしば。(^^;) また、オービスは区間の前に看板が出ていますので、見落とさないように。ただ、「道路でない所を走らないこと」に関しては、アイスランド人の方が守っていない気もしますが・・・。

2007年から速度違反の取り締まりが厳しくなったので、全体的に流れの速度が落ちた気がします。90キロ走行の所を104キロで走り捕まった某氏(^^;)もいますが、罰金はkr. 22500でした。以前はそれくらいで流れていたのに、ある日突然突然厳しくなるのはアイスランド的でもありますね。法定速度は守りましょう。

街場以外を走るときの注意点

観光局等では無料でアイスランドの地図が手に入りますが、レンタカーでまわられる場合は、きちんとした地図を購入することをお勧めします。(地図を購入する際は、何年版か注意しましょう。古いと道が載っていない場合があります)ここをケチって後でトラブルより、安心料と思ってくださいな。地図には「V」マークが所々、川上にありますが、これは浅瀬マークで川越えポイントになります。四駆なら渡れることが多いのですが、出発前に詳しい人(観光局の人や地元の人間)に確認してからにしましょう。(Reykjavik市内はESSON1が発行し無料配布している「BIG MAP」で事足りると思われます。)

中には水流が激しく、車重や車高の足りない四駆では、流されてしまうことがあります。特にアスキャの手前や氷河から流れ出た水が主流の川の勢いはすごいらしく、事情を知らない外国人の運転する車が、よく川の中で立ち往生しているそうです。確か、川越えで事故を起こしても保険がきかなかいと聞いたことがあります。(借りる前に問い合わせてください。)

それと、対岸の登り口は確認しましょう。かまぼこ型になっている場合、上りにくいので、1回であがれず、往生しているうちに、マフラーから水が入ってしまう場合があります。川越えのこつは、深さを見極めたら、とにかく、勢いで渡ること。常にふかし続けること。無理そうなら、渡る前に素直に諦めること。自己責任で渡りましょう。

アイスランドで運転する際に、いろいろな標識を見ると思います。標識はほとんどが絵と数字やあっても4WDと言う表示なので、分かり易いと思いますが、都心では見かけないタイプのものが多いので、気をつけて、見落とさないようにしてください。

たとえば、「4WD 四駆のみ」と書かれている場合、その先はかなり急な坂道と予想されます。仮に坂が緩やかに見えて一瞬行けそうと思っても、やめた方が無難です。その坂道が上りの場合、最初から四駆以外では無理でしょうからいいのですが、下りの場合、”下りたはいいけど、上れない”可能性があります。また、同じ「四駆のみ」の標識でも、その差は千差万別です。たまたま前回気がつかずに通れてしまったからと言って、次も似たような程度の坂とは限りません。無理は禁物です。

首都近郊一部を除いて、ほとんどの道にガードレールはありません。フィヨルドを眺める絶壁でも、です。未舗装道も多く、また、特に地方の山道は、幅が狭い上に、曲がりくねっていることが多いです。先の見えない上り坂の向こうが急カーブ、なんてのはざらですし、相手が見えていないだけで、坂を上りきったとたんに、対向車が現れることもあります。しかも、その対向車がセンターライン(ない場合も多いです。)を気にせず、真ん中を走っていることも。(^^;) 対向車を信用しないで、自分で安全を確かめましょう。なぜか、険しいカーブの前後ほど景色がきれいなのも事実なんですけどね・・・。

幅の狭い道路の所々にある「M」と言う標識は、対向車をやり過ごすためのスペースです。ウェストフィヨルズでは、トンネル内でも一部、上下で1車線しかないので、「M」があります。地方では大抵も車1台分の幅しかありません。橋の前後にはスペースがあるので、対向車がいる場合、そこで待ちます。

特に地方(の地方)を走る場合、車によって燃費は違うでしょうが、平地ではなく上り下りの連続で、どのくらいの距離が走れるか、ある程度は事前に知っておきましょう。よほど次のガソリンスタンドが遠い場合は、何キロ先か書いてあると思いますが、特にスタンドでは、まだ燃料に余裕があっても給油するコトを勧めます。たまに次のスタンドまで持つかどうかハラハラすることがあります。町には例外なくスタンドはありますし、たまに1件ぽつんとした農家がやっていることもあります。場所にも寄りますが、最近はカードで給油すれば24時間使えます。

車に詳しい人には釈迦に説法ですが、オートマティック車での下り坂の連続ではブレーキが発熱しやすいです。燃費が悪くなるけどエンジンブレーキやシフトダウンと併用を勧めます。また知人がYarisというトヨタ車を借りて国内1周したのですが、途中でタイヤがバーストして(バンクじゃないよ)走行不能になったそうです。他にも似たような話はあります。小さな車の場合、タイヤは、過度な負荷には強くないので、タイヤに限らず車のコンディションは、こまめにチェックしてください。

ハイランド(内陸部)は夏の一定期間(通常6月の下旬から7月〜8月)しか通行できません。例えば、お天気の良い5月のある晴れた日、通行止めの看板を横にすり抜けて、現地の車が入っていくのを見たとします。旅行者は「あっ、行けるんだ。こんなにお天気もいいのだし、せっかくだからハイランドにも行ってみたいな」と思ってしまうかもしれません。が、ハイランドとはその名の通り、高位置にある山岳地帯です。まぁ、日本の山と比べると、高度的には低いですが、それでも、まだまだ雪が残っていたり、とにかく気候が違うので、遭難する可能性もあります。アイスランドの山は、日本のように登山道が続く観光地化された山々とは基本的に異なります。無理はしないで、ちゃんと道路が開くのを待ちましょう。

通常ハイランドでの移動は四輪駆動車2台以上でするのが望ましい、とのこと。万が一に備えて下調べ等、用意はしっかりしましょう。ただ、道路開き後はGullfossの脇から北上するF35号線は、キャデラックでも行けたそうなので、比較的易しいようです。ちなみに道路番号の前に「F」がつくのはマウンテンロードと言うことです。

アイスランドにはボランティアによって運営されている、「Landsbjörg」と呼ばれる団体が各市町村にあります。まぁ、日本で言う所の地元の青年団みたいなものでしょうか。普段から海難事故や山での遭難救助に向けて、日々、訓練しています。遭難や事故が起きると、彼らも出動します。

ハイランド等に軽装備で入り、遭難する外国人観光客が毎年増えているそうです。そうならない為にも、観光客自身が前もって十分な知識を得る必要があるでしょう。自然をなめてかかると、大変ですよ。

www.vegagerdin.is(英語)

地方を運転していると、全てではありませんが、各農家の名前が道路脇に出ています。その名前を頼りに地図で場所を確認すると、便利です。

場所によっては、道路にヒツジがいます。中には車に驚いて、血迷ったのか、車に向かってきてしまうヒツジもいますので気をつけましょう。万が一けがをさせてしまった場合は、耳についた番号等を覚え、最寄りの農家に声をかけて、飼い主を捜し、料金を払いましょう。ヒツジは最終的には売り物です。

アイスランドをまわる上で1号線(国内をウェストフィヨルズを除き1周している国道)は手軽で便利な存在です。1号線を走るだけで、苔地帯・温泉・海・山・川・滝・湖・氷河・氷河湖・黒砂漠・フィヨルド・黒土地帯・蒼い温泉・絶壁・馬・ヒツジ・クレーターと、とにかくいろいろ見られます。ただし、1号線といえども、舗装していない所もあります。(^^;) 何人もの人がオススメ、と言うだけあって、景色はとにかくすばらしく、しかも、そこからまた奥へもう1本(2ケタや3ケタ道路)入ると、さらに異なった景色が見られます。ただし、冬場は気候によって道路状況は異なりますので、事前に確認し、無理な走行はしないでください。

本当はウェストフィヨルズも行ってもらいたいけど・・・未舗装穴ぼこ道・ガードレールなし・フィヨルド沿いの崖っぷちを延々と運転しなきゃならないので、運転に慣れている人にしか、オススメできません。しかも、夏場のみ。冬場は雪の山道を慣れている人でもかなり大変だと思います。でも、その分景色は文句なく絶品だし、アイスランドへ来たら、見なきゃダメ!なポイント間違いないです。本来はツアーよりもレンタカーなどであちこち見てもらいたいけど・・・運転に自信がない人は、やっぱり、ツアーの方がいいかもね。

せっかく自分のペースで動けるレンタカーでの旅なんですから、きれいな景色を見かけたら、時間を取って止まったり、奥へ行ってみたりしてくださいな。今回、ちょっと脅かして書いてるように見えますが、ほとんどが経験則なのでありうることです。気をつけて、楽しい旅を送ってください。


ここに記載されている情報はりゅが個人的に各機関に問い合わせて集めたものです。アイスランドでは、法律・規則の類は日本と比べて格段に頻繁に変わります。更新した日付の上では確認していますが、詳細は変わる可能性がありますので、詳しくは直接それぞれの機関へお尋ね下さい。



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