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「アイスランドの馬」

2003年12月3日


窓から見た馬

タイトルから乗馬関連だと思われるでしょうが…。ちょっと違うんだな。(笑)

数日前、階下に住むヘイミルおじさんがやってきました。

おじさん「たいちょいるかい?」

りゅ「ちょっと待ってね…」

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 ・
 ・

おじさん「肉買うから付き合ってよ」

たいちょ「うん、いいよ。どのくらい買うんだい?」

おじさん「200キロちょっと」

「…」(えっ…あっ、だから”たいちょ”なのね…君たち一体そんなにど〜するの?)

とまぁ、こんな感じで、出かけることになりました。前から、地方に住む人はよく、農家から直接ヒツジ・ウシ・ブタなどを丸ごと買ったりするとは聞いていたのですが、今回は馬肉のようです。そう、アイスランド人は馬をペットにする傍ら、その肉を食べるんですよね。「馬は人間の友達よ、食べるなんてかわいそう」と言う外国人もいましたが、彼女の家にはウサギがいたし(彼女の目には食材、アイスランド人とのハーフの子供の目にはペットとして映ってたみたいだけど)…結局人間は何かしら食べなければ生きていけないわけで、食べられるものは何でも食べる(でも、おいし〜のがいい)雑食りゅ。好奇心丸出しでおじさんにお願いして付いて行っちゃいました。




おばぁちゃん とヒツジの頭(^^;)


その農家はGullfossの近くにあるので、山際だし、雪もあるだろうと、まずはSellossに住むヘイミルおじさんのお母さんの家へ、車を交換に行きます。なんでも、彼女のタイヤの方がグリップがいいそうな。行ったら、そのまますぐに出発するのかなぁ、と思ったら、やっぱり、のんびりしたアイスランド人。30分くらいおしゃべりしてます。(笑)

実は、最初にうちに来た時も、内心、時間がないから出さない方がいいのかな?と思いながら、「コーヒーいる?」と聞いたら、「うん」と言うことで、コーヒー&おしゃべりに30分以上費やしたのだけど、この辺の時間感覚は日本人とは違って面白いなぁ。行くとなったら、すぐ行くモノだと思ってしまうりゅは、ついついこっそりと時計を見ちゃうのでした。

そのうち、話がなぜかキッチンになり、下ごしらえ中のヒツジの頭を見せてくれる、おばぁちゃん。水につけてあったのをわざわざ並べてくれました。ありがと〜♪




トラクターがじゃまだけど…と倉庫脇にはキツネが凍ってました


さて、遠路?はるばるやってきました。うちからSellossのおばぁちゃん宅へ行った時は、数キロなのに、気温が上がって穏やかだなぁと思ったのだけど、この農家は山際なせいか、すっごく寒い!なんでも、朝はマイナス11度だったそうで、山から吹き下ろす風をもろに受けると、体感温度はもっと下がって、うちの周りなんて比較になりません。寒いよぉ。(≧∇≦)

でもね、景色は抜群にきれいでしたよぉ。寒くてデジカメがとまっちゃうから&寒くてりゅは撮る根性がなかったから、あまり写真は撮れなかったけど、山を後方に構えて、見下ろす景観はため息モノでした。


に、肉…

さて、いざ倉庫へ。あははっ。本当に肉としてぶら下がってます。(笑)いやぁ、こんなの、見るのは初めてです。個人宅(農家だけど)の倉庫に、解体されてない肉のかたまり、と言うにはあまりに生々しい姿で、ぶら下がってるなんて…。それも飛行機と一緒に。

結局、4つほど、こんなのを車に積んでました。合計約230キロほど。1つ約60キロ弱と言うことで、やっぱり、一人じゃ大変よね。たいちょが呼ばれたわけが分かりました。りゅ?もちろん、見てるだけで、何もしてませんよ〜。(笑)ただ、りゅは後部座席(もちろん、酔い止め飲んでます…そこまでして行きたいか、と言う気もするけど)に座っていたのだけど、帰り道は真横まで、お肉でした。(^^;)


本当にこんな色なんだからぁ

そうそう、ここでものんびりアイスランド人精神?が発揮されて、おじさん、農家の人たちと延々とおしゃべりしてました。しかも、入り口の開いた倉庫で立ち話…。りゅは寒さのあまり、ウロウロボーッとしていたけど、やっぱり、寒さの感覚がちがうのかな。

農家を出る頃にはすっかり日も暮れて、こんな感じ。ちなみに帰り道は吹雪いていたせいか、おじさんも60キロくらいしか速度を出してませんでした。もっと早く行動していれば、吹雪かれなかったと思うのだけど、のんびり自然体に過ごすのがアイスランド流なんだろうなぁ。この日は、おじさん宅のコンテナにお肉を吊しておしまい。たいちょ曰く、「多量の肉の掃除はしたことあるけど、こんなつり上げられた固まりを自分でおろしたことはないなぁ」だって。いや、普通、日本人はそうだと思いますよ〜。(笑)そして、「翌日も手伝ってくれるかい?」と言うことで、たいちょは翌日も馬さんと仲良くすることに…。


に、肉…

翌日、おじさんに呼ばれて下へ行く、たいちょ。階下にはおじさんの友達もわざわざHafnarfjordurから手伝いに来ていました。このソフィアさん、良く笑う楽しい人なんだけど、なんでも、実家が農家で、子供の頃から、解体はよくしてたんですって。掃除するのはたいちょが早いんだけど、やっぱり慣れてる人は違うわね。解体作業は彼女がいなかったら、この日で終わらなかったかも。それにしても、すごい量だわぁ〜。

りゅ?コンクリむき出しの作業部屋で冷たいお肉になんて、触れませんもんっ。上階(うち)にいたり、時々様子を見にフラフラ降りていったりしてました。


解体書

こんなのを見ながら、解体するわけだ…。


肉・肉・肉!! お茶目なヘイミルおぢさん

切っても切っても、まだまだあるよぉ。時々のぞきに行くんだけど、あまりの量にほとんど景色が変わりません。(笑)まぁ、切ってる方は、あと固まりがいくつって数えてるんだろうけど、傍観者にとってはほとんど一緒だもんね。結局、12時過ぎに始めたけど、解体が終わったのは18時過ぎでした。6時間の作業って結構(かなり)大変よね。お疲れさま〜。でも、さすがに毎年はしないそうです。2〜3年おきだそうだけど、それでも、けっこうあるなぁ。おじさんの家の冷凍庫にはラム肉もたくさんあったけど、それも解体したんですって。


おばあちゃんが計って、

とは言っても、たいちょ以外は、解体後も作業はまだまだ続きます。おばあちゃんが計って、冷凍用に小分けしてます。これだけで一体何キロあるんだろ?実は、何げに底が深いんですよ。写真にはないけど、挽肉機まで借りてきてたんだから。南部の女性団体が持ってるらしいのだけど、そんなに需要があるってことなのね。骨や油身を除いた肉の部分は4割だそうだけど、それにしても、こんなの2箱分が冷凍庫行きだなんて、一体何日分なのかしら?これ以外にもソフィアさんも大量に持ち帰ってたし…。

ちなみにたいちょは解体後、表のオーロラがきれいだったので、抜けて写真を撮りに行ってたのでした。地平線からぐぉ〜っと反対側まで伸びるオーロラはものすごかった〜。でも、10月の時はそんなのが4重にかかってたのよね。フィルムの用意が出来てなくて、撮れなかったけど。


この日のゴハン(左)と塩漬けの用意

お肉は全部を冷凍する訳じゃなくて、昔ながらの保存食、塩漬けにもします。濃度を調節するソフィアさん。25%の塩水に1ヶ月間漬けるんですって。

ちなみに、この馬は4歳だけど、何ににも使わなかったんでだそう。駄馬だからって言ってたけど、使えない馬は食べられちゃうのね…。


うまうま…?

さぁ〜て、馬のヒレ肉のステーキをルバーブのジャム添えで頂きま〜す♪そうなのよ、アイスランド人って、お肉にジャム(フルーツソースじゃなくて)で食べるのよね。簡易フルーツソースってことなのかな?付け合わせはマッシュポテトにサラダ。う〜ん、シンプルだぁ。

りゅは馬肉を肉として食べたことがなかったけど、試してみたら、なんだか知ってる味。何でだろう??と思ったら、たいちょが後で、「コーンビーフの味がしたね」と一言。な〜んだ…そう言うことか。(笑)日本では高級コーンビーフ以外は馬肉だもんね。とりあえず、子供達はお手伝いをすることなく(りゅも混じる…)、みんなでわいわいがやがやとした楽しく過ごせたし、うちもなかなか体験できないことをした(見た)1日でした。















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