毎週月曜日頃更新 -氷国時間-(^^;)

アイスランドから送るふぉとえっせ〜。
ばっくなんば〜は こちら


「妖しい扉の向こう側」

2002年2月4日


コケッ、(ー_ー;)

 
さてさて、現在りゅが住んでいるのは、温泉の豊富な地域にある、人口300人程度の農村。とは言ってもアイスランド。農家と言っても大半は室内での活動になります。この国では農家は出荷するにあたって、店頭に出す1級品と傷入りやサイズ違いなどの2級品に製品を分ける必要があり、もちろん正式に出荷できるのは1級品のみ。じゃぁ、2級品はどうなっちゃうかというと、直接農家へ行けば売ってくれます。もちろん、1級品も直接購入できますよ。

もちろん、今までウエストフィヨルズでバカ高いしなびた野菜や、日本の3倍くらいの価格のタマゴを買っていたりゅは、よろこんで農家へお買い物。いやぁ〜、アイスランドにおいて農村に住むのって食文化的にはいいかも。野菜が枯れてないもん。(笑)

この辺の農家見てみたい?ホントは温泉水を使った温室栽培でも拝見っ、と思ったのだけど、とりあえず今回はりゅがよく行くタマゴ農家で写真を撮ってきたよ〜。タマゴ農家へ直接買いに行けば、産みたてのタマゴが買えちゃうんだからっ。まぁ、無精卵だけど。



さっそくおじゃますると・・・

 
タマゴ農家のお家の方で「タマゴ下さい」とお願いすると、連れてこられるのがこの部屋。おっ、タマゴがたくさん並んでる!それもそのはず。ここでは5000羽の鳥を飼っていて、毎日3000コ以上のタマゴが産み落とされるのよ。(それが多いのか、少ないのかシロウトのりゅにはよくわかりません(ー_ー;))



ひゃぁ、ちとコワイ(ー_ー;)

 
いつもはここでタマゴを買っておしまいなのだけど、今回は鳥を見せてもらうのでもっと奥の部屋へ入ってみる・・・と、いるわ、いるわ、ニワトリが雁首そろえてたくさんいらっしゃいました。5000羽の鳴き声はコケッ、コケッの大合唱、結構すごいものがあるよ。通常7時から22時までが明かりを灯して、鶏に昼間と認識させるようにしている・・・とは言ってもこの明かりは暗すぎて、ここでフラッシュをたいて撮った所、5000羽が一斉に大騒ぎしちゃって、それ以上撮るどころじゃなくなっちゃった。おかげで鳥の写真はこの1枚のみになりました。それにしても奥さんのヘルガさん、ごめんなさいね。



 
鳥の入ったケージの前にタマゴがいくつかあるのが見えるかな?そのタマゴはゴトゴトとベルトで運ばれてきて、上の写真の右側にあるからくりで1つずつ運ばれ、隣の部屋へ。そこで右下の籠に集められます。



コロコロッ。ん?おいしそうだ(笑)

 
集められたタマゴは重さを量って、仕分けされます。55グラム以上が1級品です。でも左下写真の左のタマゴは約108グラムと大きすぎるので2級品。右の小さいのも50グラムなので2級品になります。大き過ぎても小さ過ぎてもダメなのね。



大、中、小(左)と奥さんのヘルガさん

 
「大き過ぎるタマゴには黄身が2つ入っていることが多いのよ」とヘルガさん。ふむふむ、そんなこともあったなぁと思い出していると、突然ヘルガさんが大きいタマゴを割って見せてくれました。「あら、これは1つしかないわね」と言いながら。(笑)もうっ、人が良いんだからぁ。わざわざ、ありがとうございましたっ!



わっ

 
ちなみにこれが、直接販売用の料金表↓。ここで買えば、本来は2級品の大きすぎるタマゴも1級品と一緒に入ってくるのが、りゅのお気に入り・・・ってせこいかな。それにしてもこのニワトリは誰が描いたのかちょっと気になるぅ。(笑)小学校教師のヘルガさんかしら?



 
この農家では春と秋に2500羽ずつひよこを買って、半年程タマゴを産み始めるまで育てます。えさは主にコーンと魚から取るプロテインを1日3回、8時、13時、18時に与えるとか。もちろん、鶏小屋のヒーターはアイスランドならではの、温泉を使ったセントラルヒーティングのようなもの。寒〜いアイスランドの冬でも、鶏は凍えません。(笑)

ここでは農家の仕事を受け持つのは、写真はないけど主に旦那さんのヨンさん。彼はこの村の近くの出身で、奥さんのヘルガさんはアクレイリ近くの出身。2人で1975年にこの農家を始めたそうです。現在ではご主人の建てた大きな家に住んでいるものの、当時は小さなサマーハウスを買い取り、そこに住んでいたとか。鶏農家の1番の苦労は?と聞くと、シャイなヨンさんがボソッと「週に1回から3回ほど首都にタマゴを売りに行くんだけど、わざわざ運転して行っても、タマゴを買ってもらえないことがあるんだ。ガソリン代もバカにならないし、経済的に辛いなぁ」ともらしました。そうかぁ、農家も大変なのね。明日もヨンさんは首都までお出かけ。頑張ってくださいませ!



車の中一杯のタマゴ。売れるといいね。

 
それにしてもさすがアイスランド。「写真撮らせてぇ〜」とお願いすると快くOKしてくれただけでなく、当日はお家でコーヒーまで頂いて来ちゃいました。o(^-^)oただ、今回のエッセイ、りゅにはちときつかったぁ。なにしろ鶏とご対面してから、自分が鳥恐怖症な事思い出しちゃったんだもん。って遅すぎる?おかげで家でコレを書いている時も、ゾゾォっとしてました。(笑)でも小学校の社会科見学みたいで、面白かったかな。あんまり少量ずつは困るけど、直接タマゴを買いに来るのは構わないわよ、とのことでしたので、機会があったらぜひ直販を!・・・って無理か。(笑)

















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