毎週月曜日頃更新 -氷国時間-(^^;)

アイスランドから送るふぉとえっせ〜。
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「真冬の春」

2002年2月11日
とか言って、ちゃっかり遅れました。m(_ _)m


何の花かわかる?

 
農家シリーズ第2弾はコレだ〜っ!って、いつの間にシリーズ化してたんでしょ?(笑)とりあえず、今回はアイスランドにおける温室栽培を見せちゃいます。

さて、温泉のふんだんに出るアイスランドでは、家庭で温泉水を使用するばかりでなく、パイプを温室中に張り巡らし、温室内を暖めたり、温室清掃の熱湯消毒に使ったりなど、いろいろと農業にも利用しています。この時期はちょっと生産は落ち着いているけど、農家にとって植え付けの重要な季節。ここヨルファでも古い植物の除去や、植え付け作業に追われています。まぁ、アイスランド式にのんびりしていますけどね。(笑)



何やら真剣な眼差し・・・

 
穴の沢山開いた発砲スチロールに土を入れ、種を植えるロレッタさん。この後、黒いビニールでしばらく被うと右上の写真ように育ちます。ちなみにこの部屋は暖かくて、むせるような緑の匂いが充満していて、アイスランドらしくない。(笑)やっぱり、植物に触れるのっていいなぁ。



植え付けっ!

 
左の写真くらい大きくなったら、グラスウール製の苗床(でいいのかな?)に植え替えます。これは今後ず〜っとこのまま。そして、毎日栄養分の溶けた水をあげると、数週間後にはこんなに(右上)大きくなります。農場主のゲオログさんが水をまきながら一言、「僕は毎日この子達にキスしてるんだよ!」だって。確かに自分で植えた種が日に日に成長する様子を見るのはとっても楽しいよね。かわいくてしょうがないってのも頷けます。



植え替えられて2ヶ月ほどした状態(左)と根本の部分。黒いのが水供給チューブ

 
苗木が40〜60センチくらいに育ったら、温室の所定の場所に本格的に植え付けられます。ここでは、今年から新たな試みとして、床上1メーターくらいのところに台を設置し、その上にビニールで覆われた土を置き、その上に苗木を6つずつ並べていきます。もう水も自動で供給されるので、水やりの手間は掛かりませんが、毎日水がちゃんと必要量出ているか、チェックは欠かせません。それにしても、なんか、農業って感じがしないなぁ・・・。



トマト・トマト・トマト

 
そう、あの花はトマトの花だったのでした。植え替えられて2ヶ月ほどすると収穫が始まります。トマトは全て余分な芽は間引きされ、基本は1本で長さは15メーター程にまでなります。味は日本の完熟トマトなどと比べると、ちょっとうすいけど、ポイントは無農薬ってことかな。もし害虫が発生したら、それを食べる別の虫を温室に放ちます。元々、アイスランドは寒くて虫の種類も少ないから、その点無農薬にしやすいのかしら?ハチを使って人工授粉したりもするのですが、最終的に天井のライトめがけてしまい、昇天しちゃうのが、悩みとか。所変われば、色々な悩みがあるものですねぃ。



トマト摘みっ(左)とパッキング

 
目で確認しながら、1つずつ摘んでいきます。年間の収穫量は約100トン。ちなみに下に見えているパイプは温泉が通っています。真冬に表で雪がびゅ〜びゅ〜でも、中は暖か。作業内容によっては半袖でも暑いこともあるなんて、アイスランドじゃないみたい。(笑)

右は奥さんのグ(ド)ゥビャルグさんが色やサイズ別に仕分けられたトマトをパッキングマシーンにかけているところ。農家にも色んな機械があるんですねぃ。彼女は本当はもっときれいな人なんだけど・・・、眠そうに撮っちゃってごめんなさいね。



出荷待ち

 
トマトはこの辺の農家の野菜を集めて廻るトラックに乗せられ、首都へ行きます。そこでは、80パーセントの野菜は大手のスーパーマーケットに買われます。もちろん、農家は高く売りたいし、買い手は安く買いたい。でも、アイスランドでは野菜は競りにかけられることはありません。話し合いで折り合いをつけるようです。平和的なのかしら?



農場主のゲオログさん(左)と野菜を首都へ運ぶおじさん

 
ここヨルファは5ヘクタールの農地を持ち、3つの大温室(氷国での、ねっ)のうち2つでトマトを、1つでパプリカを、夏場は小さなビニール小屋で少量ながらもキュウリを、表ではキャベツ、カリフラワー、白菜等を栽培しています。1978年にゲオログさんがこの近隣で教鞭を執る傍ら農業を始め、当時は主にキュウリやパプリカを栽培していたそうです。今まで、イチゴ、ブロッコリー、ニンジン、セロリなど、色々栽培していますが、他の農家との競争が激しかったりしたので、現在は前述の種類を栽培しているようです。・・でもきっとアイスランドだから、新しいものがあったら、どんどん切り替えていくんだろうなぁ。(笑)

基本的にトマトと同じで無農薬ですが、唯一キャベツだけ、最初の90日間は農薬を使わないと、虫にやられてしまうそうです。もちろん、90日を過ぎれば、農薬は消えるし、それ以上は使わないそうですが。あと、以前レタスを夏に表で栽培したことがあったのですが、農薬を使わずに育てるのは難しかったため、現在アイスランドで栽培している農家はなく、全て輸入品だそうです。ゲオログさんに「日本の野菜ってどう思う?」と聞いてみた所、「興味があるね。機会があったら、見てみたいなぁ」だって。桃太郎とか食べさせてあげたいっ!みなさ〜ん、植物はダメだけど、種を持ち込むのは違法じゃないので、彼に種を送ってあげてくださぁい。(笑)


---------------------おまけ---------------------





何をしてるの?

 
写真では見えませんが、ここで働くエレット(右)の膝に座る電気屋さんのクリスティアン・・・。(ー_ー;)「この国では男の膝に男が座るものなんだよっ」っとサービスしてくれました。(笑)まったく・・・。この村に来てから「本当にみんな人がいいなぁ・・・。」とつくづく思います。(=^_^=)みんなほのぼのとしていて、温かい。あくせくしていないと言うか、何というか。田舎の良さってこういうコトなのかしら?まっ、アイスランドの場合、田舎に限らず、全土に言えるコトなのですけどね。

















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アイスランドで作った「さばいばる日本食」は ここ からどぞ