大家の兄ちゃん夫婦は、気さくでおおざっぱなタイプなので、楽なのですけど、なんと住み始めて1週間契約書を交わしてなかったんです。最初、引っ越す前に契約書のことを話したら、「?」って顔をして、「あ、そっかぁ。実は僕、人に家を貸すの初めてだから、よくわかんないんだ。今度紙を探してくるよ。」と言ったまま、引越突入。契約書の紙は探してきてくれて、家に置いてあったけど、すれ違いでず〜っと会えなかったんです。 先日残っていた荷物を取りに来て、(本当は1月中に運び出すはずだったけど、うちが「いつでも良いよ」と言ったので、のんびりと後日取りに来ました)そのまま帰りそうだったので、「契約書交わした方がよくない?」と聞いて、やっと契約しました。相手は見ず知らずの外国人なのに、すごいよね。(笑)しかもこの時点で鍵をもらってなかったので、聞いた所、しまったぁ、と言う顔をして「忘れちゃった」と一言。なんでも、彼らは普段ほとんど鍵をかけてなかったので、気が付かなかったみたいです。 ところで、今回感動したのが電話の移動。以前、北の村Bolungarvik内での引越時は、電話会社に引越の2週間くらい前に「○月○日に電話を移したい」って電話したら、「技術者が忙しいから曜日の約束は出来ない。ひょっとしたら数日使えないかも」と言われて、”技術者?そんなに大したことするわけじゃないでしょ?”とむかついたりゅは、「うちは電話料金払ってるんだから不通なんて冗談じゃない。その間に重要な電話が入ったら、君たちはどう責任取れるんだい?(ん?うちの電話はほとんど鳴りません(笑))直接、技術者と話すから、この日に電話を移せないなら、すぐに技術者に電話をくれるように言ってくれ」ときつめに言って、やっと、電話移動の日を決めてもらったものでした。 今回もそのやりとりの覚悟でSelfossに電話した所、「その日の何時に切り替えればいいかい?」っと聞かれて、思わず拍子抜けしちゃうりゅ。時の流れか、場所の違いか・・・。まぁ、物事がスムーズにいくってのはいいことです、はい。 そうそう、Fludirに越して来た時に、「ここは天候が安定しているらしい」って書いたけど、1年ちょっと住んだ結果、本当にそう実感しました。それも、悪い方に安定してるんって。(ー_ー;) Selfossなどから帰ってくると、いつも村の少し手前から、雪や雨が降り始めて、Fludirはお天気悪かったしね。それと、もう1つ分かったことが、アイスランド人にとっての好みの場所と、外国人にとっての好みの場所は必ずしも一致しないってこと。Fludir周辺はアイスランドでは、木が多い(と言うことになってるけど、これは村の宣伝?)ので、珍しいせいか、キレイに見え、アイスランド人好みの観光地のよう。 でも、大抵の外国人はもっと木が多い所をたくさん知ってるので、こんな半端な木の茂り方だと、とりたてて素晴らしいとは思えないんです。せっかくの景観を変に木を植えることで、隠してしまっているような気がして・・・。冬は雪の中の木立が良い雰囲気を醸し出してるけど、個人的に言うと、夏の景色は美しくないです。ちなみに、近隣では、Laugarasがこぢんまりとしていて、1番かわいらしい村だと思いますよ。 何はともあれ、無事引越も終わり、もうFludirには行かないかと思ったけど、ネコを探しに行かなきゃなりそう気配。片道50キロの往復はまだ続き・・・そう? |