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「確認式」

2003年7月11日



晴天の教会

 
アイスランドで14歳というのは、特別な年齢なんです。国民のほとんどはルーテル派のクリスチャンで、生まれたときに洗礼をうけます。そして14歳になると教会でクリスチャンである確認をします。それが今回の確認式。実は階下に住む家族の長男(シミン君)が今年14歳になるので、この確認式に招待されました。りゅも初めての経験だったので、興味津々。いったいどんなことをするんだろう? と、とりあえず行って来たよ。




式の前に足を見せるお茶目なリリアおばさん。と、シャンデリアはロウソクなのよ。

 
式の開始は午後1時。場所は自宅から車で5分くらいの小さな教会。自分が住むエリアの教会です。ちょっと早めに到着したりゅ達は、とりあえず教会の中へ。早めの到着だったので、みなさん準備にいそしんでます。もちろんこの時間、子供達は別館で正装に着替えてます。教会の正面はキリストの絵が掲げてあり、その手前に燭台や分厚い聖書などがおいてありました。う〜む、小さいながらも教会みたいな雰囲気。正面にひな壇があり、その左右は作りつけの椅子がならんでます。教会には中二階があって、そこにも椅子がならんでいて、中二階後部にはなんとオルガンが。やっぱり教会な雰囲気だなぁ。




いよいよ入場。

 
今回の式は地域の子供達4人(男女2人づつ)の合同です。もちろんみんな14歳ですよ。みんなこの日の為に13歳になった頃から、定期的に教会へ通い、キリスト教の教えを受け、勉強していたわけです。今年のアイスランドでの14歳人口は4000人程度。そのうち、この確認式を行う率は、この地域では100パーセント、レイキャヴィクでもほぼ99パーセントなんですって。そう考えると、アイスランド人は、みんな、キリストの教えを知っている訳ね。




進行係の人と牧師さん、そして奥には子供達。聖歌隊もおります。

 
入場するとひな壇に用意された椅子にすわり、牧師さんのありがたいお説教をもらいます。りゅはアイスランド語がわからないんだけど、「コンピュータやインターネットをやりすぎてはいけない」というのだけは分かりました。お説教の合間に、突然周りが立ち上がるのでなにかと思うと、いきなりオルガンの音が、そして聖歌隊の歌にあわせてみんなで合唱です。いやぁ、さすがによく分からなかったので、立ち上がって歌っているフリなんかしてみたりして。




一人一人にありがたいお話。 家族全員がパンとワインをもらいます。

 
式が進むと今度は、牧師さんが一人一人個別にお話をします。名前を呼ばれて立ち上がると、一字一句、諭すような口調でお話されていたのが印象的です。それが済むと今度は各家族がひな壇に上がり、牧師さんからパンとワインを口に運んでもらいます。実はこのシーン、映画なんかでは見たことがあったんだけど、実際に見るのは初めてだったので、ちょっと感動。

後で牧師さんに聞いたところ、このパンとワインの儀式は、全ての教えの基本であり、教えの全てが含まれているそうです。ついでに聞いたところ、パンもワインも輸入みたい。パンは主にデンマークやたまにイスラエルやフランスから仕入れ、ワインはイタリアだったかな。と言っても、普通の商店で売っているモノではなく、教会関係の生産過程があるようです。




勢揃いで記念撮影。

 
式次第が退場を残すだけになると、なんと記念撮影の時間が。う〜ん、これは牧師さんのサービスタイムなのかしら? みんなそろってポーズをとってくれました。どこの国でも同じなのかもしれないけど、それぞれの家族がカメラやビデオなんかを持ち込んでいて、我が子の成長記録に夢中です。中には通路に堂々と三脚を立ててビデオ撮影している家族もありました。このサービスタイム、さすがにみなさん、ここぞとばかりにシャッター切りまくり。正面から取ろうと通路には黒山の人だかりになってしまった。




教会の外で参列を送り出す主役達。

 
さて、撮影も終わるとあとは退場です。最後まで厳かな雰囲気で退場してゆきます。教会内に人が少なくなってきたので、りゅも外へ出ようとしてビックリ。なんと今日の主役達が参列者の1人1人に挨拶をしてます。あ〜、どうしよう。なんて言えばよいのだ? ありがとうってのは向こうが言うことだし、う〜ん、この度はどうも‥なんて英語でなんていうんだろう? などと考えているうちに場外へ。そしてりゅが何か言おうとしていたら、手前にいた牧師さんがいきなり「どこから来たの?」。「に、日本です‥」。いや、彼が聞いたのはそういう意味じゃないはずだ‥とあたふたしていると、誰かが「ご近所さんなんだよ」の一言で全て解決。あ〜よかった。ダメなのよね。こ〜ゆ〜の。




パーティーの初めはケーキの入刀です。

 
さて各自が自宅に戻って宴が始まります。今回シミン君のために集まった人は総勢50人。みんな親戚縁者や親しい友人達です。しかし、50人収容できちゃうってのは、ある意味すごいかも。実は階下のおじさんとおばさんは、この日のためにたくさんのケーキや料理を前から準備していて、部屋の方も広く使えるようにと、家具を動かしたりの大騒ぎでした。新しい砥石を買ったたいちょは、彼らのために包丁を研いであげて、前日は肉を切りに行ってました。(笑)14歳が主役のためか、アルコールは一切なし。パーティーの始まりがケーキカットからっていうのは、お約束なのかも。




大勢の人が飲んだり食べたり。 子供達は別室で。

 
普通の民家でのパーティーなので、あちこちの部屋にテーブルと椅子がセットされていて、参列者は各部屋のテーブルを廻って歓談します。本当に家庭的なパーティーですごくよかったよ。日本のパーティーとかだと、義理で参加したりする場合もあるけど、そういう雰囲気は全然なくて、本当にみんな今日の式を祝っている感じでした。でもその傍らで、シミン君のお母さんのリリアおばさんと、お父さんのヘイミルおじさんや、数日前から泊まりがけでお手伝いに来ていたおばぁちゃんは、料理が途切れないように補充したり、コーヒーを出したりと大忙し。




もらったプレゼントの山。

 
子供にとってこの日は、お正月と誕生日とクリスマスが一度に来たみたいな日。山のようなプレゼントと現金の山に囲まれます。自転車やらコンピュータやらデジタルカメラやら、たくさんのプレゼントでシミン君もニコニコ顔。でもね、寄せられたお金はカードと一緒に贈られるんだけど、それを全部まとめたリリアおばさんが一言。「このお金はね、お前が18歳になるまで銀行に入れておくからね」「え〜、ひどいよ母さん‥」ってのは世界共通なのね。




家族みんなで記念撮影。

 
パーティーも一段落して、みんなのお腹も落ち着いた頃、外へ出て記念撮影。みんな笑顔で雰囲気いいなぁ〜。お酒も入っていないのに、みんな満面の笑顔で、幸せというのは以外に身近なところにあるんだなぁ〜と、ヘンデルとグレーテルを思いだしたりゅでした。

パーティーも終わりの頃に登場した牧師さんには、知らないとはいえ、色々と下らない質問をしてしまったのですが、それにいやな顔一つせずに答えてくれて感謝してます。
















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