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「絵で見る風景」

2003年6月13日

 
さて、What's new?や掲示板にも書きましたが、5月31日は友人Alainの個展にReykjavikへ行って来ました。彼は通常、夏はThe westman Islands、冬はBolungarvikで過ごし、絵を描いているアーティストです。昨年も「じきに個展を開くよ」コールはもらったのだけど、結局詳しい日付を聞けないまま、すれ違ってしまったので、Alainと会うのは約1年半ぶりです。個人的に彼の作風が好きなので、今回の個展も楽しみ、楽しみ♪というわけで、その時の様子を紹介しましょっ。




Skolavordustigur 16a, 101 Reykjavikにて

 
このギャラリーでAlainが個展を開いています。もちろん、奥には通常と同じ展示物(即売)もあるけど、オモテから見ても、入り口付近は彼の絵ばっかり。まっ、個展開催中だから、当然かぁ。この日は個展の初日なので、14時〜16時の間だけ、いるようです。中を覗いてみると、Alainがいました!久しぶりの挨拶もすませ、ワインをもらって(たいちょは運転があるのでお水・・)じっくり中を見渡してみると・・・




 
懐かしいBolungarvikの景色が飛び込んできました。今回の展示数は約80枚ほどだとか。たまにある、似てるけど、知らなそうな景色に「??」と思ったら、大抵はThe westman Islandsでした。彼の絵は直線が多いので、最初分かりにくいかもしれないけど、目を細めて離れて見ると、ほらね、アイスランドの風景でしょ?以前は水彩画も描いていたけど、今はどうなのかな?とりあえず、この個展では油絵だけのようです。中には赤い絵があるから不思議に見えるかもしれないけど、これって本当にこんな色に見えるんですよ。「一瞬一瞬の景色が違う」アイスランドを表現しているんです。



Mr. Alain Jean Garrabe

 
Alainはフランス人ですがドイツで美術教師として長年務めた後、長年のアーティストになる夢を忘れられず、アイスランドへやって来ました。そもそもきっかけは、例年カナリア諸島へ絵を描きに行っていたのに、95年はなぜかチケットが手に入らず、たまたまアイスランドに来てしまったというもの。随分と違った行き先だけど、初めてケフラヴィク空港に降り立った時「ここが自分の国だ」とただ、思ったと言います。アイスランドに惹かれて住む外国人から、同じようなコトを何度か聞いたことがあるので、何かそう感じさせるものが、アイスランドにはあるのかもしれませんね。

Alainは結局、それから99年まで毎年訪れ、その年から住みついてしまいました。カナリア諸島も美しいけど、何が違うって言ったら、人々だそうです。なんでも、カソリックの国々は女性が家に籠もりがちな上に閉鎖的で、人々とコミュニケーションをとるのが大変なんだとか。その点、アイスランドは景色のすばらしさもさることながら、オープンなアイスランドという国や人々は、とっても魅力的だったそうです。



内部ではフランス語が1番多く聞こえました。次は英語かな。

 
アイスランドに着いたAlainは早速、飛行機の着陸するさまを描き、ギャラリーへ持っていったところ、なんと1週間でその絵が売れてしまいました。”アーティストとしてやっていけるかもしれない”そこで、そう思いながら、ただ、The westman Islandsへ行ってみます。今度はたまたま泊まったゲストハウスのオーナーがドイツ人女性で、有用な話をたくさん聞くことができたおかげか、ますますアイスランドに取り憑かれてしまったみたいです。

99年、Reykjavikで6週間ほど、アートを教えながら、知り合ったフランス人教師に、いろいろと教えてもらい、アーティストとして、ケニタラ(国民番号)を申請に行きます。通常アーティストとして申請するのは大変で、ドイツでは25枚もの書類を提出しなければならず、それでも、取得できるかどうかはわかりません。そこで、どうなることか、と思いながら、申請してみたところ、なんの書類も必要なく、たったの2分で国民番号を取得してしまいましたっ。さすが、アイスランド♪ (まぁ、彼の場合は、EU市民だからかな?)しかも、その後3年間は税金申告の書類も何も書く必要がなかったというのだからスゴイですよね。



Bolungarvik

 
99年冬、Alainは自分がアイスランドで、やっていけるかどうかをテストするために、地図で寒そうな場所を探し出し、3ヶ月ほど住んでみることにしました。それがIsafjordurです。そして、翌年1月、Bolungarvikに住み始めます。彼と会ったのは、その数ヶ月後の春、Bolungarvik郊外をブラブラと写真を撮りに行った時、キャンバスに向かう人影を見かけたのが始まり。うちが今よりもぉっともっと貧乏で、彼もまだアイスランドでの土台を築き始めたばかりの、そんな頃に知り合ったのでした。日が延びてくると1日中絵を描いてしまい、眠るのを忘れてしまうAlainが、その時間を割いて、フランス料理をご馳走してくれたのを覚えています。アイスランドの景色は絶品だ、と言うことでお互いの意見は見事に一致。アイスランドのこんな片田舎に、同じような想いで、滞在する外国人ているものなんですね。

気候が厳しいせいもあり、これまた世界共通と思われる過疎化の問題もありで、人口は減っていくばかりのウェストフィヨルズなのだけど、こうやって、やってくる外国人もいるわけです。その話をしていて、Alainは「10年後のウェストフィヨルズはアーティストだらけになるよ」って言っていたけど、ホント、人口は減っても、ウェストフィヨルズをキレイだと思ってくれる人が集まってくれたらいいなぁ、な〜んて思ってしまいます。

*(実は彼、レストランを持つ家の出身で、大抵の親族は、
レストラン関係に従事している中、アートティーチャーになったそうな。
だから、料理の腕はなかなかで、とっても美味しかったのです。




Dyrafjordurを麓から望んで(右)

 
最近は、The westman Islandsより、Bolungarvikに住む比重が傾いているみたいで、ますますBolungarvikにとけ込んできた、と言います。先日もまだ夜が暗い頃に、外で音がすると思って窓から覗いてみたら、警察官がパトカーのライトで、階下のアトリエに飾ってある絵を見ていたんですって。小さな村なので、みんながみんなを知っているのよね。後で、絵を買いに来たのかしら?そう言えば、うちも以前、ドアを開けたら知っている警察官がいて、何かと思ったら、「Skalavikに三脚の忘れ物があったから、日本人のものじゃないかと思った」と持ってきてくれたことがあります。まぁ、うちのモノではなかったのだけど、”日本人はいつも写真を撮っているから”って一旦インプットされると、わざわざ聞いてくれるのが、なんだか、面白くてうれしい所です。



Reykjavikの片隅で

 
実はKさんご夫妻が個展によって下さったので、16時判を過ぎ、ギャラリーを出られることになったAlainとみんなでお茶に行きました。英語と日本語が混じり、りゅの英語力では、頭の中はぐちゃぐちゃで、日本語もかなり変だったと思いますがお許しを!日仏ともども興味深いお話しをたくさん聞けて、とても楽しいひとときを過ごせました。しかも、2枚もお買いあげ頂いて、本当にありがとうございます〜。



 
如何です?気に入ってもらえたかしら?Alainは他にもいろいろな手法にトライしながら、作品を作り上げています。中には、錆びた船のかけらを取り組んだユニークな作品もあったりといろいろ面白いですよ。彼の絵はReykjavik、Hafnarfjordur、Keflavik、The westman Islands、Isafjordur、Bolungarvikのギャラリーに置いてあります。BolungarvikではDrymlaと言うハンドクラフトショップにあります。ここReykjavikのギャラリーに置いてある絵は、お値段11000〜70000クローナほどですが、下記のサイトやBolungarvikにあるDrymlaなど(他は知りませんけど・・・)では、もっとお手軽な価格の作品から置いてあると思います。ちょっとしたお土産などに、よかったら覗いてみてくださいね。



もっと彼の絵が見たい人は、↓へ飛んでみましょ。

http://www.rammagerd.is

Isafjordurのアーティストが集まって作っているサイトでネット販売もしています





なんか、今回は妙に文体が違うなぁ・・・。まっ、そんなこともあるさっ。







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アイスランドで作った「さばいばる日本食」は ここ からどぞ