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「園芸学校」

2004年11月14日


どこへ行くのかな?



Hveragerdiにある、スイミングプール脇の坂を上った所に、いきなりこんなゲートが現れるので、以前(何度も)道を間違えて辿り着いてた頃は、なんだろう?と思っていたのよ。でもね、なぁ〜んてことはない、園芸の学校のゲートと言うことが判明。もっとも、アイスランド語は読めないので、看板からではなく、友人に聞いたんだど … 。てへっ。


ロビーには誰もいない … って授業中かぁ と校章?

そんなこんなで、前から気になる存在だった園芸学校。正確にはなんて言うのかよくわからないけど … 、とりあえず、お邪魔してきたよ〜。

今回は珍しく?事前にメイルで「見せて〜」とお願いして置いたので、突撃ぢゃないのよ。と言うことで、まずは、約束の時間に、校舎(と思われる場所)へ入ってみると…


室内庭園へ

う〜ん、さすがに、植物が多いわねぇ。時間通りに現れたGudrunさんと、簡単な自己紹介を済ませ、早速園内を見せてもらったよ〜。最初にロビーに繋がってる温室と言うか室内庭園へ。でも、ここは温室とは言え、霜さえ降りない環境なら良いということで、ヒーターは入れてないんですって。

まぁ、諸外国はともかく、さすがにアイスランドの冬は、外じゃ越せないもん。普通(?)の植物を育てる為にも、一手間必要なのね … 。



なんと、イチョウ!

広〜い庭園内には、アイスランドでは普通見かけない植物が沢山あるのよっ。もちろん、生徒の作品です。写真に見える黄土色の植物は、なんとイチョウ。はい、この国に来て、見るの初めてです。なんでも、20年前に、卒業生から頂いたそうな。でも、その割には小さいかな?実がなるって言ってたから … … 銀杏もあるってことよねっ。

ちなみに、たいちょがみつけて「イチョウがあるっ」と言ったのを、「イチゴ」と聞き間違えた、りゅ。「ストロベリーもあるんだぁ」と英語でGudrunさんに話しかけ、奇怪な顔をされちゃいました … 。だってぇ、そ〜聞こえたんだもんっ。 ←おばか



なんと、小川には噴水までっ

ほとんど見えないけど、ベンチの裏には、ツタの茂った壁があったり、はたまた、小川まであったり … まるで公園のようで、屋根が付いてることを忘れそうになっちゃう。アイスランドのタフで素朴な景観は好きなんだけど、こういう景色もやっぱり、い〜なぁ。こんな公園が当たり前のようにある国ってのは、気候的に恵まれてるんだろうね。まぁ、その代わりに夏は暑いけど … 。



池には鯉まで泳いでるし …

ひゃぁ、小川だけじゃなくて、池まであるし … なんだか楽しいぞ♪じぶん家にも、こんなお庭があったらいいのになぁ。今回は早足で案内してもらってるけど、ゆっくり散策してみたいなぁ。



奥の3本がもっとも古い木だとか

 
さてさて、次は屋外へ。左写真中央に見える、3本の木がこの学校ではもっとも古い木なんだとか。なんでも、1963年のこと。5月なのに、霜が降りて凍ってしまい、他の木々はことごとく枯れたのに、この3本だけは生き残ったんだって。まぁ、長生きとは言え、それでも60年代からだそうだけど、気候が厳しいことを考えると、それでも十分なのかも。

ちなみに、針葉樹は最初、他の北欧諸国から輸入したのだけど、ことごとく枯れてしまったそうな。なんでも、冬は寒くても、夏は温かい他北欧諸国産では、アイスランドの涼しい夏には適応できなかったみたい。現在はもっと気候の似ているアラスカ原産を輸入してるんだって。それでも、アラスカでも場所によっては気候も違うし、アイスランド国内でも当然違うから、あちこちから集めてきた針葉樹を、アイスランド各地で育成中とのこと。

でね、どうやら森林育成に力を入れているようで、農家で林業を行うと、かかった費用の9割を国が還付してくれるんだって。100年後には森が増えてるのかな?簡単にはいかないだろうけど、うまく行くといいなぁ。





古いのかな?と思ったら

屋根が芝のアイスランデイックハウスを発見し、オリジナルかと尋ねてみたら … これまた生徒が作成したものだそう。

右の写真はランドスケープ建築学科の生徒がコンペティションで作成したもの。「夏は緑が茂ってもっとキレイなんだけど」ですって。そんな説明を聞きながら、テクテク歩くと …



やっぱり、あった温泉 と学校からHveragerdiを見下ろして

もちろん、この辺りは温泉の豊富な地帯。当然敷地内でもボコボコ湧いてます。いやぁ、ここでも十分にタマゴを茹でられそうね。(笑)

右写真手前も、敷地内。いやぁ、広くて良いですねぇ。でも、Hveragerdiの村が近くによく見えるけど、この学校の敷地はHveragerdiじゃないんだって。ヘンなの。




最新の温室

そんなこんなで、まずは最新の温室へ。アイスランドの温泉水を浸かった温室は前にフォトエッセイで紹介してるから、今回は詳しくは載せなくてもいいわよね。 で、とりあえず、着いたけど … … 温泉水で温めているようだし、どうも他の温室と変わらなく見えるよね?どこが新しいんだろ?たまたま一番最近作ったってだけかな?と思ったら、



温室独特の匂いだぁ

よくよく聞いた所、内部は6つに別れており、それぞれが自由に温度湿度採光などの天候条件を設定できるんだって。でも、今は普通に機能するようになったけど、最初はなかなかうまくいかず、海外から技術者を呼んで大騒ぎだったみたい。中は一部、企業に貸したりしてるようで、いろいろな実験に向いてるのかな?



アイスランドでバナナ園(^^;)

次に来たのは、バナナ園。その昔、アイスランドでは、バナナを作るのが夢だったそうで、こんな温室を作ったそうな。だけど、海外の野外で作られている製品にはコスト的に叶わず、諦めたそう。でも、味はどうだったのかな?他より美味しかったら、好きな人には受けると思うんだけど、やっぱり温室育ちじゃ天然物には負けちゃうのかな?

と言うことで、当初はバナナを育てていたようだけど、今はバナナに限らず南国系の植物が色々とあるそうな。右の写真は、びわ。って食べたいよ〜。あれ?でも、びわって南国系だったの?ひょっとして、ここにあるのは、南国系に限らず?



とにかくいろいろ茂ってる〜

いやぁ、湿度もそこそこあって、非アイスランド的な園内。中には里芋っぽい葉まであったのよ〜。なのに、お芋は掘らずに、茂らせておくだけみたい。もったいにゃい。あぁ。ヨダレが … 。

他にはコーヒーも発見。焙煎するの?と聞いた所、最初はみんな自家製のコーヒーが飲めると、期待して焙煎してみたそうな。だけど … お味がどうも全然よろしくなかったらしく、みんながっかりして終わったんだって。ありゃ、残念。



戻ってみたよ〜

と言うことで、本館に戻ってきたよ〜。さて、アイスランドの教育システムは日本のそれとは異なるので、説明するのが難しいけど、この学校は、職業高校?高等職業専門学校?みたいなものらしい。農業高校って事なのかな?ただ、さすがに基本科目をこの学校で教えるのは大変なので、他の高校で数学やらデンマーク語やらを1年終えた人を受け入れるそう。授業の構成は2年間この学校でコースを取り、3年目の1年間は先生の下で実務を積む必要があるんだって。その後は、大学の1年目にあたるコースまでは、この学校で選択可能だそう。道のりは長いのね。



生徒の作品群

でね、この学校の主な生徒は、30〜40代の女性なんだって。それと、やっぱり、植物が好きだからと、50代以上で通信教育を受講する人も増えているそう。1度社会に出てから気軽に学生に戻れるのが、良い所でもあるよね。

ところで、ロビーに人気はないものの、生徒の作品があちこちに展示してあるのよ。時期的に今は余り多くなくて、クリスマスの時期はもっとすごいんだって。個人的な感想としては、繊細さはあまり感じられないけど、ダイナミック?やポップな作品が多い感じかな。





お花のコース

この学校では、主に授業はアイスランド語だけど、外国から講師が来る時は英語で行われる時もあるそう。テキストはやはりアイスランド語だけでは難しいのか、主に北欧諸国の言語か英語なんだって。そのせいか、恥ずかしがる割には、みんな英語に慣れてるみたい。

せっかくなので、生花学科?の授業を少し見学させてもらったよ〜。教室はロビーの奥と言うことで、さぁ、行ってみよ〜。



おぉ〜、みんなまじめに実習中

なんだかみなさん揃って、真剣に作業中みたい。なんでも、この学校も、大抵のコースはアイスランドの他の公立校と変わらず、入学金やらテキスト代を除いて、必要経費しか授業料はかからないのだけど、この生花学科(?)は、課題を作り続けなきゃならないから、学校内にある素材をできるだけ使っても、その費用を捻出するのが大変なんだって。だから年齢層がちょっと高いのかしら?



417号線からの景色

何を作ってるのかしら?と思ったら、カラフルな材料はなんと羊毛。もちろん、アイスランド産です。これでクリスマスツリーを作ってるんだって。ディスプレー用なのかしら?楽しそうな和気あいあいとした雰囲気です。



キュート〜

いきなりツリーを頭に載せてみたり、おちゃめなんだからぁ。(笑)それにしても、アイスランド人って明るいよねっ。良いことだ、うんっ。



数少ない男生徒 と Martaさん

一番近くにいた彼女の名前はMartaさん27歳。「将来はどうしたいの?」の質問に「まだまだ上のコースに行って勉強したいわ。で、いつかお花屋さんを開けたらいいのだけど … 」ですって。大変だけど、植物と振れる仕事っていいわよね〜。夢に向かって頑張ってくださいな!



案内をしてくれた司書のGudrunさん

と言うことで、今回の学校ツアーもお終い。どうもありがとでした〜。ところで、どうもGudrunさんが妙に案内するのに慣れているなぁと思ったら…夏期には、ツアー会社がツアーを組んで、一般のお客さんを連れて見学に来るんですって。そのツアーではこの学校で取れた果物や野菜も試食したり楽しんでもらうそう。もちろん、収入は学校の大事な財源の一つだそう。植物を育てるって大事なことだよね。ツアーに興味のある人は、観光局などで問い合わせてみるといいかも。





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アイスランドで作った「さばいばる日本食」は ここ からどぞ