Photo Essay

今回使用されている写真の転載は固くお断りいたします



3日目の今日はちょっと遠出です。今回の取材期間は5日間という短期間に、かなりの取材項目が詰め込まれているので、どうしてもレイキャヴィクでの取材がメインになっちゃうかなぁ。レイキャヴィクって一応見るところ多いしね。アイスランドってどこかへ遠出すると、そこ以外に行きようがない場所が多いから仕方ないよね。1日に何件も取材して回るのは地方じゃ無理だもん。

と言うことで、3日目いってみましょ〜。

photo essay photo essay

朝食時はみなさん眠そう

萩原さんの運転で出発


今日の予定は、朝の8時半くらいに宿を出て、1号線を東に走り、クヴェラゲルディの町の手前の山の上でまず撮影。その後、ののネコの様子を見るためにちょっと家によって、間欠泉方面へ向かうはずでした‥が、レイキャビクを外れた頃からすごい霧。もぉ〜、雲の中に入ってしまったような霧模様。

Hveragerði 手前の山越えでは、さらに霧が濃くなり、撮影予定の場所についても何も見えない状態。本来ならここからの景観は、山が見えて平地が続く向こうに海が見える場所なのに、どこを見ても真っ白。おまけに気温が中途半端に上がってしまったので、氷の上が滑る滑る。「これじゃ何にも映らないよ」と小松さん。

結局ここからの撮影は中止になりました。車に乗り込む前に、萩原さんが氷で滑って転がっていたけど大丈夫だったのかなぁ〜? ←ふつうに町で売られている靴はどうしても滑ります。りゅも何回転んだことだか‥。たいちょなんて、頭を凍った地面に直撃したことあるし…。

photo essay photo essay

川辺の熱水を撮影

湯気だか霧だかわからない‥


Hveragerdi を通過して、ののネコの様子を見に家に到着。他にも取材を終えたアイルランドからと、これから向かうノルウェーからのメール確認のため、りゅだけ家に残り、他5名はその間にグヴェラゲルディの川を撮影に向かいます。この川は川辺にお湯が沸いていて、あんまり日本では見られない光景。

でも、このあたりから雨が強くなってきていて、実際に川まで下りたのは萩原さんと小松さんの2人だけだったそう。あ、たいちょも一緒だったみたい‥いるだけだけど。たいちょ曰く、いつもと比べて吹き出しているお湯の量が極端に少なかったそうです。おまけに涸れたはずの場所からお湯が出ていたりして、なんだか泉源が移動していたみたい。撮影は大丈夫だったかしらん。

photo essay photo essay

雨がひどくて雨宿りです

さ〜て何を食べよう


川辺の撮影が終わったら、りゅと合流してゲイシールへ出発〜。とは言ったモノの、やっぱり見渡す限りの霧。1号線を少し走れば霧が晴れるかと思えば、これがまったく晴れないのよ。ゲイシールに到着するまで、見えたのは目の前の道路だけ。ある意味こういう日も珍しいかと‥。おまけに途中から路面が半溶けの氷だしさ。普段は飛ばす観光バスも遅かったから、よほど滑る状態だったのね。おかげでABSかかりまくりでした。

さて、ゲイシールに到着したモノの、ず〜〜っと雨が降ってて撮影できそうもない雰囲気。当初はゲイシール取材は予定になかったんだけど、萩原さんがフジテレビ系列の番組を見て、是非行ってみたいと言うことで組み込まれたもの。りゅは今までゲイシールでこんなに悪い天気に遭遇したことがなかったので、少し気の毒になっちゃったよ。

photo essay photo essay

やっぱりホットドッグでしょ

大西さん気に入ったご様子


photo essay photo essay

なにげにコーラを開ける小松さん

なぜか振られていたみたいで噴出


最初は車の中で雨が弱まるのを待っていたんだけど、折角だからこの時間に給油をしようと向かいのガソリンスタンドへ。そしてそのまま雨宿りを兼ねて早めの昼食を取ることになりました。

で、みなさんが注文したのはやっぱりホットドッグ。これってもぉ、手軽なアイスランド料理だよね。

photo essay

お客がいても構わない工事のお兄さん

店に入った頃は他に観光客も少なくのんびりできそうだったのに、途中で観光バスが到着。その後、どど〜っと、人が増えて賑やかな店内に‥。おまけにりゅ達のテーブルは入り口近くだったのだけど、改装工事のためかお客の目の前で工事をするアイスランド人。しかもハンマーでバンバン叩いて、入り口のドア枠を壊してるしさぁ〜。釘とか飛んできそうで怖かったよ。ホントに。「お客がいても平気で工事」というのはアイスランドらしい光景かも‥。他でも経験あるしさ。

途中で里香さん避難してましたよ。

photo essay photo essay

さ〜てどんな感じでいきましょうかね

やっぱり玉子でしょう


photo essay photo essay

な、何も見えない

人もカメラもびしょ濡れです


待てど暮らせど止まない雨。このまま待ち続けるわけにもいかず、すこ〜しだけ雨が弱まったのを見計らって撮影開始。でも霧と雨と蒸気で真っ白。ストロックル何度も吹き上がるけど、白地に白の水しぶきだから、映るかどうか分からないと心配する小松さん。まぁともかく、ブルーの湯だまりから撮影です。

雨と湯気に苦労しながら取りあえず撮影終了。その後はストロックルの方へ移動。間欠泉の吹き出すタイミングは運に左右されるけど、今回はそれほど待たずに撮影することができました。よかった〜。

- - - そのころ湯だまりで待っていたたいちょ - - -

なぜかこの場所で玉子を抱えていると、ものすごく人に声をかけられます。

「ヘ〜ィ、なんだいランチ作ってんのか〜ぃ?」

(おそらく英語圏じゃないヨーロッパ人男性)

‥そっとしておいて下さい。

「あ、玉子ですか〜 あったまいいっすね〜」

(おそらく関西系の学生さんらしき2人)

‥頭は人一倍悪いです。

「ちょっと〜 ゲイシールってどれかしら?」
(おそらくアメリカのご婦人)

‥アナタの真後ろにあるヤツです。

「え? どれ? 見えないんだけど‥」
(同上)

‥わたくし、霧と湯気でアナタの顔すら見えません。

「一日に何回くらい吹き上がるの?」
(同上)

‥ツーリストインフォメーションで聞いてください。

その他約5名ほど‥

photo essay photo essay

女性陣は早めの退散

なぜかたいちょもビショビショ


一通り撮影が終わって、里香さんとりゅは車に戻ります。でも萩原さんと小松さんは、まだまだ撮影するみたいで、雨の中残っていました。この雨の中、風邪なんかひいたら大変だよ。まだまだ取材は続くし‥。

実はここまでの時点でちょっと分かったことが‥。萩原さんと小松さんが外で撮影を始めると、なぜか天気が悪くなるのよね。ホントに出した途端に雨か雪、撤収するとピタリと止む‥。ちょっとビックリしましたよ。うん。

photo essay photo essay

暖かい応接室でお話です

色々話してくれたアグナーさん


photo essay photo essay

うんうん、なるほど〜

そのころ小松さんは1人機材を‥


予定ではこの後グットルフォスへ向かうはずだったけど、時間も押し迫っていて今回はパス。その次の目的地ソゥルヘイマ(太陽の家)に向かいます。半溶け氷の悪路を走って到着すると、どうやら先ほどの悪天候でカメラの調子が悪いみたい。

機材調整のための待ち時間に、マネージャーのアグナーさんから、組織の役割と目的をはじめ、歴史や将来への展望、福祉の現状などの話を伺ったよ。暖かい部屋でお茶を飲みながらのこの時間は、冷えた体にはありがたい一時でした。感謝感謝♪

photo essay photo essay

最初の場所へ移動です

美術の先生のギャラリー


photo essay photo essay

ひとりひとり紹介してくれます

機織りも撮影


ここソウルヘイマでの撮影は、ハンディキャップの人達と健常者が、お互い助け合ってひとつの地域社会を作っている様子を取材します。その様子はけっして、健常者が上から指導するような環境ではなく、一人一人の人間が対等な立場で同じ作業をし、共に考え、共に歓びながら、日々の生活を営みます。「生きやすさ」という今回の取材のテーマの線分上にあるような場所です。

さて、小松さんが戻ってきて撮影開始です。結局サブのカメラで撮影することになりました。ソゥルヘイマは各工房がそれぞれ別の建物なので、敷地内を何度も移動することになります。小さなりゅは(足が短い)付いてゆくのが大変だったよ〜。 チョコマカ、チョコマカ…

photo essay photo essay

彼女は先生です

やっぱり最後は西洋式に‥


ソゥルヘイマでの撮影で思ったんだけど、ナビゲートする人が移動してゆく撮影っていうのは、もはや大名行列のような様相。アグナーさんと里香さんが話ながら移動すると、それを撮影する小松さんはもちろんのこと、2人の話を通訳するりゅに、監督役の萩原さん。その後に大西さんと、たいちょとゾロゾロ続きます。

ま、まぁ〜大西さん以下約1名は、たまに消息不明になってましたが…。でも今回は少人数だけど、大がかりな撮影って、さぞかしなが〜い行列ができるんだろうなぁ〜。

photo essay photo essay

ロウソク工房

な、なぜか鳥のようなお姿‥(たいちょ談)


photo essay photo essay

木工工房を撮影して〜

野菜の温室にも行きました


一通り各方面を取材して、最後はグリーンハウス。ここは温水を利用してトマト、ツリートマト、ピーマン、キュウリ、なんかを作っているんだけど、収穫後、それぞれの木を刈り取ったばかりの時期だったので、温室内は苗木ばかりでした。

実は2年近く前に来た時に、ソウルヘイマ来たばかりだったオランダ人男性がまだいて、お互いビックリ。積もる話も多少あったりして、たいちょと話が弾んでました…。が…、すでにカメラが回っていたみたいで、萩原さんに睨まれる隊長一号。 

(´・ω・`)しょんぼり…。

も〜声が大きいってば〜。プンプン。

後で大西さんに聞いたら「ま、大丈夫でしょ」って、安心していいのかなぁ〜?

photo essay photo essay

あ、りゅがこけた

その直後、里香さんもこける


photo essay photo essay

ややっ、ペンギン歩きの大西さん

2人は外観を撮影中です


上の方でも書いたけど、当日は微妙に気温が上がっていて、雪が踏み固められた氷の表面がものすごく滑るのよ。りゅは比較的滑らない靴を履いていたんだけど、それでも転びそうになったよ〜。慌てて、ペンギン歩きに切り替えたりして。(笑)

実は当日のメンバーのウチ、普通の革靴を履いていた人が約1名。大西さんでした。これはさぞかし滑るだろうなぁ〜と思っていたら、なんと大西さんもペンギン歩きをしているぅ〜。聞けば、以前北海道に住んでいたことがあるらしく、凍結した場所の歩行は全く問題ないそうで、普通の革靴にもかかわらず一番歩行が安定していたよん。さ、さすがだ…。

とりあえず、全ての取材を終了してソウルヘイマを出発〜。次の場所へ向かいます。次の取材はアイスランド家庭とアイスランド料理…。

photo essay photo essay

アイスランド人家庭

タァニャちゃんと弟のアゥグスト君


このアイスランド家庭とアイスランド料理の場所は、ウチが以前住んでいたグローラ。ホントはここでの撮影は予定してなかったんだけど、最初にお願いしたアイスランド家庭は、突然旦那さんの仕事が入りキャンセル。次にお願いしたアイスランド家庭は、数日前に突然キャンセル。もう時間的に後がなくて、頼み込んで取材させてもらいました。と言うのも、この家のターニャちゃん、カメラとか大の苦手で普通のカメラでも嫌がるくらいなので、最後の最後まで声を掛けなかったのです。

さて一行は予定時間を2時間以上遅れての到着。予定では里香さんも一緒に料理を作る様子を撮影するはずだったけど、余りにも遅れたのでリリヤおばさんが、全部作ってくれてしまいました。おまけにアイスランド犬まで用意してくれて、リビングはすごく賑やかに…。

photo essay photo essay

緊張している‥のかな?

なぜか大西さんは犬の番


それぞれの紹介がすんで撮影が始まります。この日のアイスランド料理はやっぱり伝統料理。ヒツジを主体にしたモノを中心に、タラの干物やサメなど…。さすがの里香さんヒツジの頭に遭遇して呆然です。一応前もって話をしておいたんだけど、実際に見ると結構グロいかも…。ごめんなさいね。

席にはヘイミルおじさんのお母さんをはじめ、ヘイミルおじさん、リリヤおばさん、シミン君、ターニャちゃん、アゥガスト君の6人に里香さん。料理を紹介してもらいながら、アイスランド家庭の食卓を撮影です。心配していたターニャちゃんも、撮影が始まったら、普通に話してくれました。

しかも里香さんに「将来何になりたいの?」と聞かれて、「女優さん」とか答えてるし…。実はこの時点で、ターニャちゃんは里香さんが女優さんだと知らなかったのでした。後で教えてあげたら「え〜っ…」と絶句して、真っ赤になってたよ。かわい〜。

ちなみに、テープを交換するために小松さんがカメラを止めた途端、みんな一斉にしゃべるしゃべる。やっぱり、緊張してたのよね。(笑)

photo essay photo essay

撮影終わってみなさんお食事

結構な時間までの歓談でした


この日は時間的に、ここでの食事を夕食に…と言うことだったんだけど、たいちょが「そりゃ〜普通の日本人じゃ食えね〜だろ」と言うことで、撮影中に一人キッチンで、手長エビのスープ、スモークサーモン、エビのカクテルを作ってました。前日シーフードレストランに行けなかったせめてもの罪滅ぼしでもあるんだけどね。

撮影も終わって、みなさんでお食事です。アイスランド人はもう少しシャイかと思ったんだけど、初対面でも結構うちとけて、話がはずみます。しかも、大西さんも里香さんも英語でしゃべるしゃべる。リリヤおばさんたらその様子を見て、「あら、赤ワインを一口飲んだら、みんなしゃべり始めたわ」。うん、確かにそうかも。(笑)

途中で萩原さんが思いっきり階段から落ちたりと、アクシデントもあったけど、雰囲気の良いひとときでした。ぶつけた腕は大丈夫でしたかぁ〜?あの階段は、滑りやすいんです。りゅもたいちょも何度落ちたことか…。

さて、撮影終わってレイキャヴィクに戻ります。…が、段々天候が悪くなっていたみたいで、レイキャヴィク手前の山越えでは、地吹雪を経験してもらいました。まぁ吹雪いている距離は短かったんだけど、途中で道から落ちている車を横目に「これじゃ〜走れないよ」と萩原さん。冬場、旅行者のレンタカー利用は危険をともなうと知ってもらえれば幸いかなぁ。

後日知ったんだけど、この日は一行が通過した直後に道路閉鎖だったみたい。とにかくレイキャヴィクに戻れて良かったよ。と言うわけで3日目終了。

まだまだ続くよ〜