毎週土曜日更新 -氷国時間- (^^;)

ウエストフィヨルズから送るふぉとえっせ〜。


ーサマーツアー2001其の弐ー

其の壱・其の弐・ 其の参其の四

2001年8月16日

 
さてさて、夕べ泊まった Flokalundurを朝6時に出発。移動ができるのは陽が沈むまでだから今回の旅行も太陽との追いかけっこだ。そう言えばFlokalundur近くにあるVatnsfjordurにはその昔、夏の陽気に冬籠もりの用意を忘れた男がそこで一冬過ごし「ここはアイスランドだ」と名付けたという話がある。確かに用意がなかったら寒そうだね。



Vatnsfjordur

 
残念ながらこの日の午前中の天気はいまいち。双眼鏡で覗いても雲はず〜っと厚いままだ。ちぇっ、対岸は晴れてるのに。実は昨日までの天気予報だとこの日の昼迄はいい天気でその後はどんより曇る予定だった。だからあんなにペースを飛ばしていた訳なんだが、朝からこれぢゃちと辛いものがある。予定量こなせないやん。しょうがないので晴れるのを待ってのんびりとFlokalundurから右へ進むことにした。ところでアイスランドで良くあるのが「ここは晴れてるのにあっちはどんより」ってやつだ。これで何度くやしい〜思いをしたことか‥‥。



Steinadalur

 
今回、Holmavik(ウェストフィヨルズの右側、真ん中辺にある村)へ抜けるために初めての道を通る事にしたんだがこれが大正解。地図を見て「結構道が悪そうだなぁ。」とちょっと覚悟を決めてたんだがいざ通ってみると体が揺れで飛ぶこともないし、ちゃんと道に見えるし、途中ちょっと川越え、水越えはあったが去年「漬け物石道路」でひぃひぃ言ってた身としては十分すぎる「道」だった。(←感覚がずれてる)

ところで今までりゅの一番のお気に入りの谷はSkalavikへ行く途中にあった谷だったんだけど、ここの方がもっと陰影があって「谷間にいる〜」という感じだ。アイスランドに来て初めて「これが社会で習った谷や海の中の川なのねぇ」と実感した口のりゅなのでこ〜ゆ〜のはまだまだ新鮮でよろしい。この道は川越え、水越えさえ除けば歩くのに気持ちのいいところじゃないかな。川だってそんなに深くはないから冷たいのさえ我慢できればサンダルでバシャバシャ歩いてしまえばいいしね。でもこの傾斜からして冬は厳しいだろうなぁ。雪崩のオンパレード??是非来てみたいところだ。(真似しないでくれぃっ)

*注 漬け物石道路

大きい漬け物石のような石が敷き詰められた
道には見えない轍だけが頼りの道

前述の谷を抜けると おおっ、これからの目的地の上に青空が見るっ!!ふっ、やっぱり、日頃の行いかね?早速スピードを上げてみる。これから向かう地域は同じウエストフィヨルズでも左下の白浜がある景色とは全然違い、もっと寒そうな、荒涼とした雰囲気があるところだ。人間なんてワガママなモノでRed sand beachに居るときは「ここに住みたいぃぃ〜っ」なんて思ってるくせにこうした荒涼とした景色に出会うと次の瞬間にはもう、「ここで隠居暮らしをしよう」と勝手に決めつけていたりする。(←りゅだけ?)

そんなこんなでDrangsnesを越え道の終わりを目指して走る走る。なんたって、この道の終わりの先にあるのは移住禁止区域。だんだんうらびれて↓いくのがわかる。


 
しかし、ここで不意のアクシデントが‥‥。撮影中、強風に三脚が倒れデジカメのレンズのど真ん中に傷が入り、しかもレンズは引っ込まなくなり(倒れたときに曲がってしまった)、電源も変になってしまった。んがっ‥‥。まぢ??‥‥。安物の三脚はダメよの〜っ。も、お家に帰るしかないかの〜?

しか〜し、りゅがショックのあまり35mmで撮影に行き(←おいおい)戻ってくると、デジカメはレンズが引っ込むように直ってた。ほっ。でも、まだレンズ(というかレンズカバー。デジカメは通常直にレンズは置かないみたい。)に傷は残ったまま。このままでは傷が反射してまともな写真の撮影は不可だ。すると何を思ったか突然隊長1号が「人間が作った物。バラせない筈が無いっ」と言ってスイスアーミーナイフをレンズの先の切り口に当て始めた。彼曰く「ネジで留まってなければ接着剤で留まってるわけだから剥がせないわけがない」だとか。「これ以上壊さないでよ〜」なんて内心思いながら暖かく何もしないで見守ってると、なんとか直ってしまった。おっ、やるぢゃん。でも、もうレンズカバー無しだからもう傷は付けられない。がははは。


 
さて、そうこうするうちに、道の終わりに程良く近いTrekyllisvik↑付近まで来てしまった。ここはアイスランドで唯一魔女狩りが行われた場所として知られている。こんな人里離れた小さな村落で「彼女は魔女だ〜」などと1人が言い出したら、きっとあっという間に広がってしまったのだろう。薄暗くなってきたせいもあってか、魔女の存在に頷いてしまいそうになる雰囲気を持つところだ。

さすがにこれ以上暗くなると撮影は出来ないので、その晩は”あと数キロ先の農家で行き止まり”という道を少し入った所で寝ることにした。実は5キロほど手前にキャンプサイトはあったのだが前日に懲りて素通り。だって、寝入りばなに人の声がず〜っと聞こえるはちょっと勘弁されたいじゃない?前日のキャンプサイトは別にお湯が使えるわけでもなかったし、水とお手洗いのためだけだったら野原で寝ても一緒だよ。

な〜んて思っていたら今度は人の話し声の代わりに夜中に羊がやって来た。しかも枕元で「メェーメェー」鳴いてるぢゃないかっ!!「テント一枚挟んだとこに羊がいるぅ」と思わず出てみたくなったが‥‥やはり睡魔には勝てん。朝までぐっすり寝てました‥‥。ちなみにこの下↓はちょっとした崖だす。


現地語特殊文字が使われているけど表示できないので、ここでは見目の似た英語のアルファベットで対応。ただのフォトエッセイだと言うことで、地名を書いているくせに地図に地名は載せてません。詳しく知りたい方は掲示板かメイルにて連絡下さい。 (いずれ作るかも)


もっと見るっ


アイスランドで作った「さばいばる日本食」は ここ からどぞ