少なくても毎週土曜日更新 -氷国時間- (^^;)

ウエストフィヨルズから送るふぉとえっせ〜。


ーアイスランド人の休日ー

2001年6月20日

 
このあいだの日曜日6月17日は独立記念日。でも、りゅはイベントの類いには参加せず(←一体どこで何が行われているんだか・・よくわからん)、うちの村から谷間を抜けて10kmほど離れたフィヨルドの裏側まで行ってみた。というのも、数週間前までは道が雪に埋もれていて通行不可能だったのだ。このエリアは山の間の谷がそのまま海に向かって開けている平地でサマーハウスが点在するだけの何にもない場所(店もなければ電気もないよ)。当日は天気もよくて気分はルンルン。(死語)


 
あまりにもの気持よさに写真なんぞを撮っていると、遥か向こうからバイクとも車ともつかないへんてこな乗り物がやってくる。「ありゃ?ここって撮影禁止?」「それともここが人の土地で不法侵入になるのか?(前科あり)」などと思ってバカのようにポケ〜と立っていたら、何と知り合いのおじさんではないの。どうも姿が見えたので急いでやってきたらしい。(う〜んいい人だ)というわけで初公開「生アイスランド人」(おじさんごめんね)


 
彼の名前は「Halldor」というんだけどアイスランド人が呼んでいるのを聞くと「ハードォー」と聞こえる。おそらく日本語にすると「ハルドラ」なんだろうなぁ。ちなみに彼は英語が全滅なので(どういうわけか "I don't know" だけは知っている)りゅのぶつ切りのアイスランド単語と身ぶり手ぶりでの流暢な会話で閑談。

どうやら「コーヒーでもどうだね」と聞いているらしく、すかさず首をブンブン縦に降って彼のサマーハウスにおじゃましました。聞くところによると彼はサマーハウスを3件持っているらしい。う〜うらやましいぞ。でも別に大金持ちって訳じゃないんだよね。こういう所に生活のゆとりを感じる。サマーハウスの中はこざっぱりとしていて色々なモノが置いてあり結構興味があった。キッチンにある古いストーブは親の年代から使っているアンティークな代物。他にも年期の入った木製テーブルや数種類の双眼鏡。自分で改造した無線機など脈絡がなくて楽しかった。

なぜか日本人形があったのにはビックリ。奥さんがどこかで買ったものらしい。そこで目に止まったのが弓矢のセット。どうやら本物みたい。個人的にこういうものが結構好きなのだ。そこで彼がしきりに何か言っている。え?試してみるかって?ホント? 再び首をブンブン縦に降って挑戦してみる事に。彼が「最初にお手本だけどま、一応あぶないから上向きで・・」と言ったのも束の間「ヒュン!」という音と共に矢は見えなくなりました。いやぁ〜飛ぶ飛ぶ。すごいぞおじさん。


 
んで次はりゅの番。「うっ・・」「おりゃ〜!」「とりゃ〜!」。お・・重い。弓が重くて引けない。情けない事にどんなに頑張っても3cm以上引けない。さすがに見兼ねたおじさんが「はい」と息子が使っている子供用の弓を貸してくれました。やっぱり子供なみなのか・・。矢の行方はヘロヘロと飛びながらも登場時におじさんが乗っていたへんてこな車に命中。あぁ・・おじさんごめんなさい。


 
彼の敷地には手製のブランコやらアスレチックもどきやら色々なモノがあって子供には良い環境だとしみじみ思った。基本的にアイスランドでは少なくても24日間のホリデーが法律で保証されている。りゅと同じ村に住む彼はその休暇以外にも金曜日の夜から毎週末をここで過ごしている。4月頃の雪が残っている時はスノーモービルで通って余暇を過ごそうとする。ここでは仕事って、所詮はたとえ多くなくとも生活費を稼ぐ手段であり、生活その物や生き甲斐にはならないみたいだ。裕福とは一体なんだろうと考えさせられた一日でした。





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