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「家探し」

2003年1月 28日

 
ひょんなことからトラブルをかかえておりまして、ただいま家探し中のりゅとたいちょ+ネコ1匹。1月末までにみつからなかったら、路頭に迷って野宿・・・?プルプル。そんなのイヤじゃぁ、と奮闘中・・・。

今はFludirと言う村に住んでいるのだけど、このエリアは本当に賃貸物件が少なくて、特にうちの村は壊滅状態。おかげで1年ほど仮住まいのまんまです。家はどんどん建てるのだけど、ぜ〜んぶ売り家・・・。日本だと家を買ったら一生モノのイメージがあるけど、氷国では、ヤドカリのように、その時その時のサイズや状況に合わせて、家を買い換える人がほとんどです。よって、アイスランド人はよく引っ越す割には、みんな持ち家。まぁ、低金利・低頭金の住宅ローンが用意されていると言う背景もあるようですけど。なので、うちのように地方で賃貸物件を探している人は、すご〜く苦労しちゃうかもね。

今回家を探すにあたって、長距離を引っ越すとパックするのが面倒なので、Selfossから20キロ圏内くらいで探し始めました。Selfossから12キロ先にあるEyrarbakki近隣の古い村は、小さいアイスランディックハウスがたくさんあって、古き良き時代を思わせる作りがとってもかわいいんです。もう、りゅの憧れなのだ。まぁ、新しい家の方が住むには便利だけど、1回くらいは古い家にも住んでみたいじゃないっ?と、狙いを付けて探し始めて分かったのは、みんな売り家ってこと。これってFludirと変わんないじゃん。(ー_ー;)

ウェストフィヨルズは過疎化が進んでいるので、本来は売り家でも、なかなか売れず、持ち主が売れるのを待たずに出て行っちゃうことが多かったんです。結果売り手がみつかるまで借りられたけど、南部の場合、一部空き家でも、他は違うみたい。特にこの辺では、賃貸物件を建てて、お金を稼ごうなんて発想がないのか、普通の家を借りるなんて、夢みたいな話。だって、今回見た賃貸専門物件は全部、地下だったもん。もちろん、階上には大家さんが住んでいます。

Reykjavikなら賃貸専門のエージェントがいくつかあって、りゅの知っている所だと、そこで手数料(kr.2650)を払うと、1ヶ月間空き屋リストがもらえるので、その中から選んで、自分で直接見に行って決めます。もっと地方に行くと、大抵の場合、空き屋は、口コミかスーパーの壁に貼ってあるか、村役場のようなところで教えてもらえることが多いです。

ところが、どうもSelfossは、週1回発行の無料の地域新聞に広告を出すのが一般的だそう。市役所や、とにかくあちこちに電話を掛けまくった所、「この辺は探すのがすごく難しいのよ。アイスランド語が読めるなら地域新聞をチェックするか、自分で広告をだしたら?」と言われちゃいました。早速、新聞を見ながら「Til Leigu」(賃貸)を探すも物件はあまり多くないみたい+電話しても、もう、全部決まっちゃってます。ひぃ〜、本当に早い…。受け身でいてもしょうがないので、友人に頼んで翌週の新聞に広告を載せてみることにしました。が、かかってきた電話はたったの1件で、5ベッドルームス。あ、あのぉ、うち2人+1匹なんですけど…。でも、ないよりは良いよね。とりあえず、見に行ってみると…

やっぱり、うちにはちょっと大きいなぁ。しかもお値段もちょっと高めなんです。(≧∇≦) あと、バスタブがなくてシャワーが1つだけあったので、??と思って聞いてみたら、温泉が給湯されていないんですって。なんでもSelfoss自体で出るお湯の温度が、60度弱くらいなので、ここまで引っ張ってくると、かなり温度が下がって、使い物にならないとか。温泉はすごく重要なポイントなので、残念ながら、ここはボツかなぁ。電気代も温泉がないと高いしね。とりあえず、もうちょっと他を探してみよう。

次は広告に載ってた、Selfossの町はずれにある物件。実は電話で確認したら、英語が苦手なおじいちゃんで、お孫さんがわざわざかけ直してくれたんです。でも、地下と言うことだったので、最初、見に行く気はありませんでした。でも、上の物件がダメじゃ、現在他に選択肢なんてありません。贅沢は言ってられないので、見てみることにっ。



部屋(右)と妙に広い洗濯室(右)

 
地下とは言っても、ロケーションは川に近い、すごくきれいな所でした。家そのものは古くて大きくて結構かわいいよ。現地人にとっては旧市街地の外の外、位の感覚で、「Selfossの町はずれ」と言ったようだけど、うちにとっては、きれいな景色の方が重要なので、全然問題はありません。しかも、ここならADSL(んと、高速回線のたぐい)だって、夢じゃないハズっ。(Fludirは回線状態がめちゃくちゃ悪いんです。)



キッチン 古いでしょ〜?

 
と思ったら、落とし穴がやっぱりあるんですねぇ。(笑)ここはキッチン+2部屋と洗濯室に、お風呂場に物置と廊下があります。んが・・物置には大家さんの冷蔵庫があり、日常品は入れないけど、ジャムやら何やらがあって、時々降りてくるとか。しかも、洗濯室に彼らの洗濯機はないモノの、冬場など時々干しに来ると言うんです。当然廊下を通らないと、それらの部屋へは行けません。これじゃぁ、ルームシェアに毛が生えた程度で、あまりプライバシーはなさそう。

家自体は作りがとても古くて、それがキライじゃないだけに、悩んじゃいました。この時、時刻は21時半過ぎ。他の選択肢は例の5ベッドルームスの家だけです。あっちと比べると家賃も少し安いし(部屋数も少ないけど)、買い物は徒歩で行ける距離で便利だし(そんなに重要じゃないけど)、温泉の有無で行くと、もうここしかありません。悩んだ挙げ句、今までアイスランド人のお年寄りと接する機会があまりなかったから、新鮮でいいかな、とこの家に決めました。でも、お年寄りは夜早いだろうからと、翌朝電話をすることにしたんです。

翌日朝9時30分。普段ならりゅはまず寝ているこの時間に、頑張って起きて電話しました。ところがおばぁちゃんはこの電話で起きたよう。あれ?お年寄りなのに朝遅いのね?なんて思いながら、おじいちゃんに代わって貰うと・・・あのあと人が来て、家を決めてったって言うんですっ。ひぃ〜・・(T∇T)  現地人の友人は「アイスランドのお年寄りは元気だからねぇ」と言ってたけどさぁ〜・・気を遣って、出遅れちまったぜぃ。それにしても、あの物件でも人が入るってコトは、本当にSelfossの賃貸物件は不足してるんだろうなぁ。

実は1月半ばのこの時点で、空き家を探して、すでに2週間が過ぎていました。今のアパートはあと2週間強で出なければなりません。思わずパニックになるりゅ。だってぇ、りゅの予定じゃ、1月前半に家を決めて、後半は引越に当てようと思ってたんだもん。なのに、なのに、本当に物件がないっっっっっ。(涙)こうなったら、各村に直で行って、話を聞くしかないっ、と判断したりゅは、○○年ぶりに運転を始めて、家探しを始めました。

運転コワイからしなかったけど、真剣になってやればできるぢゃんっ。(笑)超超初心者の運転で後ろに車を連ねながらm(_ _)m、Hveragerudi(ここは地域新聞よりもスーパーの壁が有効みたい)やあちこちまで行ってみました。でも、壁の広告を探しては、空き屋に電話するも、「もう、貸しちゃった」とか、「部屋貸しなのよぉ」とか、6ベッドルームスで広いのは良いけど、お値段高すぎて手が出ないと、もう、ボロボロ。

ついに売り専門の不動産に、「家が売れるまででも良いから、何か物件はなぁい?」って聞いたら「キミはどこからきたんだい?」・・・(ー_ー;)。「へ??」と思いながら答えると、鼻で笑われて、「アイスランドでは、家が売れるまで、みんなその家に住んでるんだよ」と言われちゃいました。くすんっ。

このまま行ったら、まぢで野宿?と困り果てたりゅは、ついに、翌週の地方新聞でみつけた別の物件を、40平方メートルと知りながらも、見に行っちゃいました。着いた場所は、ブロック(団地)の地下で、なんだか物置を改造したような雰囲気です。っていうか、これ絶対物置だよぉ、と泣きかけるりゅを後目に、40平方メートルを坪数に換算するたいちょ。(ー_ー;)



入ってすぐがキッチン こんなサイズの部屋が2つ

 
一目見て、こんなんで荷物が入る分けないぢゃん、と悟るたいちょと、なんとかすれば入るのでは?と悪あがきをするりゅ。ご覧のように、このキッチンだと、うちの冷蔵庫を置いたら、テーブルはもう置けません。収納も少ないし、コンロもオーブンも小さいし、たいちょの「観葉植物はどこに置く気?」と言う言葉で我に返って諦めるりゅ。しかも、ネコが飼えないんじゃ、ダメだぁぁぁ。



極めつけ・・キッチン左に見えるドアの先はこんなでした

 
もう、残る選択肢は、Reykjavikなどの他の地域へ行くか、例の温泉のない、ちょっと予算オーバーの5ベッドルームスの家だけになっちゃいました。でも、Reykjavik以外の他の土地の場合、また1から探さなきゃならないのは、ちょっと面倒だし、もう、時間はもないしなぁ。温泉は出なくてもSelfossのプールへ行けば、温泉に入れるから、い〜かなぁ・・・。はっ、楽な方に流されてるっ?まぁ、りゅなんて、そんなモノです。(笑)



 本当に何もない

 
結局決めたのが、この物件。屋根の部分がうちで、階下及び地下は誰かが住んでます。Selfossから数キロだけど、周りには農家1件と馬小屋、そして、階下に1家族住んでいる以外な〜んにもありません。暗いから、きっとオーロラがよく見えるんだろうなぁ。実は、荷物を搬入していて休息中、なんか音がするなぁって思ったら、自分の腕時計の音だったくらい、ものすごく静なんですよ〜っ。o(^-^)o 結果的には大満足かな。

余談だけど、10〜15年以上前は、この家丸ごと1件のオーナーは1人で、その時地下室をレコーディングスタジオにしていて、ビョークも時々来ていたとか。たいちょ曰く、本ちゃんのレコーディングスタジオなら、1フロアをぶち抜くくらい天井の高さが必要だし、その頃なら、ドア1つでも100万円くらいしたそうだから、デモテープのレコーディングくらいだったのかな?でもでも、ビョークがそこで録音したってコトは、ある意味すごいよね。ちょっと有名?なのか、「この住所に引っ越す」と、現地人に言うと、50キロ離れたうちの村の人でも大抵は知ってました。(笑)



近所の馬小屋(左)と馬がた〜くさんっ(右) 

 
と言うことで、とりあえず、今週末は新しい家で過ごす予定。来週の更新はお休みです。











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アイスランドで作った「さばいばる日本食」は ここ からどぞ