毎週月曜日頃更新 -氷国時間-(^^;)

アイスランドから送るふぉとえっせ〜。 ばっくなんば〜は こちら



「サマーツアー2002 中編」

前編中編後編

2002年7月 31日


子供達 Grunnavikのコーヒーハウスにて

 
さて、前日の強行軍でヘロヘロになった、たいちょ+たけさん。とは言え、ボートの予約はしてあるので、全員8時過ぎには起き出しました。たけさんの調子が悪かったら、たいちょとりゅの2人で、と思ったのだけど、大丈夫そうなので、3人でボートか歩きでしか行けない念願のHornstrandir*へ行くことに・・・。普段は朝ゴハンを食べないラグナーたちが、パンを焼いて、朝食の用意をしてくれたのだけど、誰も食パン1枚以上は食べられない・・・。やっぱりまだ、眠いのかなぁ。でも、船に乗るのだから、空きっ腹はつらいはず。なんとか、パンを飲み込み、ついでにたけさんとりゅは酔い止めも飲んじゃいました。船酔いはつらいもんねっ。

実は前日、りゅは21時の時点でラグナーの奥さんと共に、先に彼の家に行っていたので、手にしていたのは、ジャケットにオサイフだけ。しかも足下はサンダルでした。たいちょとたけさんも、最初は夕食だけをごちそうになる予定だったので、予備のレンズもなく、たけさんは、フィルムも、防水パンツも、うちはデジカメもない状態。しかも、お昼ゴハン用にと買っておいた食材もテントの中。とてもじゃないけど、取りに戻る時間がないし、スーパーも開いていないので、しかたなく出発したけど、出だしからトホホな船出でした。幸いにもりゅは車の中に靴があって助かったけどね。

*Hornstrandirとは・・・
ウェストフィヨルズ北部。HornvikやAdalvikのあるあたりは、気候の厳しさから約50年ほど前より人々が移り出し、無人となった地域。現在はプロテクティッドエリアで、サマーハウスが点在しています。車は使用禁止。交通手段は船か歩きになります。当然、お店なんてありませんが、数件ゲストハウスをしているサマーハウスがあります。



さぁ〜て、出航♪

 
ウエストフィヨルズの住民の希望通り、・・・一方うちとしてみれば、もう1日くたい待ってよぉ〜、と言いたくなる、絶妙のタイミングで、表は生憎のどんより雲+小雨。とりあえず、出航したけど、もちろん、こんな天気の時、海は荒れます。大荒れじゃないのが救いとは言え、なめらかとはほど遠く、今回の1番の目的地であるHornvikへ行くのは、海が荒れていて、時間がかかりすぎるので、無理と言われちゃいました。残念っ。

でも、今まで、運が悪くて行けなかったから、とにかく、行ける所まで行こうと、とりあえず、最初の目的地はAdalvikへ。船はやっぱり揺れていて、アイスランドの酔い止めはあってよかったぁ。普段強い、強すぎると文句を言っている、アイスランドのクスリだけど、酔い止め(とビタミン剤も)に関しては、効き目がばっちりで、助かったのでした。(笑)

* ウエストフィヨルズの住民の希望通り・・・
いくら飲み水が雪解け水で問題ないと言っても、
2か月もろくに雨が降らなきゃ、草木はツライはず。

途中、曇ってるし、景色はよく見えないしで、気が付くと、たいちょが船底で寝始め、それにつられるように、たけさんとりゅ(1人だけ、いい席をもらえた)もいつの間にか、寝ているという、何をしに来たのか分からない東洋人の集団・・・。操縦していたおじぃちゃんは、さぞかし、不思議に思ったでしょうね。ちなみに起きたらAdalvik・・と思ったら、どうも意志の疎通がちゃんと図れていなかったようで、2時間30分後、気が付いたらHornvikにいました。(笑)途中、ボートが波に乗るたびに、ジャンプして、警報機が鳴ってたけど、どうやら揺れたわけだ。まぁ、波に逆らって進んでいるわけだしね。今までで体験した中で、1番の揺れでした。



Hornvik

 
ますます強くなった雨に降られながら、船外機付きのゴムボートで、上陸。ボートを見つけて、サマーハウスにいた男性が手伝いに来てくれました。彼曰く、英語で「昨日はフィリピン人がたくさん来たよ。お天気も良かったし何かの研究かな。」と話してくれます。い〜なぁ。うちも本当は昨日来たかったなぁ・・・。くすん。それを言っても始まらないけど、そのまま、おじぃちゃんと彼の現地語の会話を聞いていると・・・

彼「こんな天気なのに、日本人はどうしたんだい?」

船頭「写真撮るんだってさ」

彼「なんでまた?」

船頭「よくわからんよ・・・」

あのぉ、ひょっとして、現地人にまで、変な奴らと思われてる?現地語のよく分からないりゅでも理解できる会話がされてました。ははは。

でも、お天気の割には、きれいでしたよ〜。これで晴れていたら、どれだけきれいなことか・・・。とりあえず、一通り撮ったら、次へ移動。Hornvikでの実質滞在時間は20分くらいでした。なんだか、慌ただしさが日本人してるなぁ。で、次の目的地Adalvikへ。もちろん、行程は3人揃って爆睡。ぃゃ、眠かったんですってば。(笑)



Adalvik

 
着いた先はこんな景色。ず〜っと寝ていたせいか、体力も回復してる・・。ぃゃぁ、睡眠って大事ですね・・・。(ー_ー;) さて、ここも本当に何もない所で、きれいなんだけど、サマーハウスに行くところに細い小道があるくらいで、それ以外へは身丈ほどもある草をかき分けて進みます。これだけ露を含んでいると、靴から何からぐっしょり濡れちゃう。あ〜、寒い・・・。



たけさん提供 おねぃさん

 
と思っていたら、突然現れたこのおねぇさん。手にお皿を持ってるのが見えるかしら?なんと、彼女、お手製のパンケーキを、見ず知らずの私たちのために持ってきてくれたんです。ちょっと、うれしかったぁ。しかも、この時点ですでに14時。朝食の食パン1枚以来、口にしたのは、プリンスポロ(ポーランド製のキットカットみたいなお菓子。でも、イギリス製のキットカットより甘さが程良く、チョコがおいしい♪)のみ。日本人感覚だとクレープに近い、アイスランド式パンケーキはホントお腹に染みました。おねぃさん、ありがと〜。

彼女はアクレイリに住んでいるのだけど、お母さん(うろ覚え(ー_ー;))がAdalvik出身で、10日ほどここで過ごすためにやってきたそうです。ちなみにこの時のパンケーキは、丸く焼いたクレープのような生地にお砂糖をまぶして、巻いたもの。素朴だけど、よくある食べ方なんですよ。

体力が落ちている時は、本当に何でも吸収が早いもの。パンケーキはあっという間にエネルギーになっちゃった。と思ったら、今度は船頭のおじぃちゃんが、「お茶でも飲むかい?」と聞いてきたぁ。うわぁ、ありがとう。本来は、お昼ご飯用のパンや飲み物を持ち込んで、おじぃちゃんにもお裾分けする予定だったのだけど、それどころか、逆になっちゃった。てへ。頂いた紅茶もビスケットも、正直、その辺で売っているそんなに大したものではないのに、こういう時に食べると、本当においしいっ。



揺れてる・・・。(左)ともちろん、天然(右)

 
時間は15時。今日の約束は17時まで。もう1カ所行けるかなぁ、とりゅが心配していると、おじぃちゃんがGrunnavikはどうだい、と提案してきます。どうやらコーヒーを飲ませてくれるところがあるみたい。もちろん、うんうん、頷くと、途中、右上の写真の所へ寄り道してくれました。こんなのが、作れるなんて、自然ってすごいよね。アイスランドにいると、よく思うのだけど、自然とは私たちがいなくても、存在していると言うこと。一体どれだけの時間が、この形を作ったのかと思うと、圧倒されちゃいます。



Grunnavik

 
ここもまたよかった〜。1番お天気が良かったせいはあるけど、vik(湾)はやっぱりきれいです。この写真ではイマイチ伝えられないけど、なんでこんなきれいな所に人が住んでいないんだろう、と思う反面、人が居ないから、人の手が入ってなくて、きれいなんだなと、再認識しちゃいました。



子供もシャイながら、人なつっこい。

 
ここではコーヒーや紅茶に、素朴な食事のようなおやつをだしてもらいました。食パンに各自バターやきゅーり、チーズなどをのせて食べるという、他愛もない食事なのだけど、なんだか、妙においしかった。こういうのも、たまにはいいかも。

このサマーハウスの持ち主は、普段はIsafjordurに住んでいるのだけど、夏は毎年2ヶ月間ここでゲストハウスをして過ごしているとか。それって、めちゃくちゃ贅沢に思えますよ。い〜なぁ。おまけに、奥さんの方の見覚えがあったので、聞いてみると、向こうも、うちがボルンガヴィックにいた日本人だとわかったみたいで、・・・結局知り合いの和の中にいた感じでした。不思議。ちなみに船頭のクリスティヤンはここより10キロほど離れたところで生まれたそうです。



クリスティヤン

 
彼は湾岸警備隊?の船に昔は乗っていたそうで、現在は定年を迎えた71歳。若いでしょ?たいちょより、というか、このメンバーでおそらく1番力があったのは彼です。(笑)しかも、身軽っ。果たして自分が71歳になった時に、こんなに軽々動けるかと思うと、尊敬しちゃいます。

今回はりゅの体調の問題から、ボートをチャーターして、1日で数カ所を廻るという、慌ただしい行程でした。でも、せっかくHornstrandirへ行くのなら、日数も体力も必要だけど、定期便の観光船を利用する方が正解です。Hornstrandir と言う会社では、夏場のみHornvikへ週2日、他の場所にも船を出しています。

なので、それを利用して、食料とテント等を背負い、歩く方がもっと景色を楽しめますよ〜。あんなに広い所を1日で廻ろうなんて、底の浅いツアーになっちゃいます。参考までに、この日のチャーター料金は本来なら6人まで乗れる船に3人で50000クローナでした。クリスティヤンは広告を出していないので、他だともう少し高くなるかもしれません。興味がある人は連絡下さいね。

そんな感じに3日目を終え、ボルンガヴィックに戻ってきました。実はスカゥラヴィック滞在中、毎日どこかしらで食事に呼ばれていたのです。ん?貰いの旅みたい?(笑)ちなみにこの日はタイ料理。辛いけど、おいしかったぁ。






前編中編後編







もっと見るっ


アイスランドで作った「さばいばる日本食」は ここ からどぞ