ひゃぁ、みなさま、申し訳ございませ〜んっっっ。本当に本当にご無沙汰して、半年も更新をサボってしまいました。ごめんなさい。お元気ですか?
前回の更新は何だったかな?と思えば、11月のモニ猫失踪ネタぢゃないですか。もう、内容的には半年どころじゃありませんね。こんなに更新を空けたのはさすがに初めてかも。12月にCold Nature英語版が出来て丸10年(11年目突入になるのかな)になるというのに、サイト休止かってくらいの更新頻度で申し訳ないです。ちなみに日本語版は5月だから、もう少し先なのよね。今でちょうど丸9年ってところかな。
さて、更新していない間の言い訳として何をしていたかと言うと、3月初旬以前は体調的&精神的ともに結構落ちていて、「でもそろそろ更新しなきゃ」と思った所で、ブログにも書いた通り3月初旬にとある治療を受け、数週間ベッドに釘付けになり、治療後4〜5週間目にようやく文字もボチボチ打てるようになったものの、普通の日常生活に戻るまで結局2ヶ月強かかってしまいました。今まで同じ治療を受けた事はあるけど、治療後にこんなに長期間体調が戻らなかった事がないので、イマイチ原因が不明なんですよね。何だったんだろ。
おかげさまで現在はここ数年で1番体調が良いのですが、動けるようになったと思ったら、急に立て込んでしまって ... 。今もそれなりにボチボチ続いてますが、それがある程度落ち着いたのが、5月末のこと。なのでホントならもっと早くここも更新するべきだったんですが、なんやかやと今になってしまいました。ぁぅ、言い訳だらけだぁ。しかもまた更新滞りそうな気配だし ... 。ホントすみません。
そんなこんなで『出た邦』(メルマガ参加してます。気になる方は『出たっきり邦人』でぐぐってみてくださいね。)の内容と重複しますが、先月5月29日に地方選挙に行ってきました。
雨の中、行ってきま〜すっ
お天気なんて関係ないけど、こんな雨じゃ面倒だなぁ、なんて思いながら、選挙に向かいます。行き先は Thorlakshofn のお役所です。ウチは村としては Hveragerdi の方が遥かに近いんだけど、行政区割り的には Thorlakshofn の管轄なのよね。でも遠くても普段の用事はゴミの収集や公道の雪かきは向こうから来てくれるし、 書類提出なんかはインターネット経由で済む事が多いからあまり不便を感じてなかったんです。
とは言え、さすがに選挙は自ら向かわないといけないもんね。ホント、 Hveragerdi の管轄になってくれたらありがたいんだけどなぁ。 Selfoss だって Thorlakshofn よりは近いし、人口を考えると、いっその事近隣5つくらいまとめてもいいような気もするのよね。この辺の人達ってなんだかんだ言って日常的にSelfossには行くから、距離的には気にならないと思うんだけどな。ま、そんな文句を言っても始まらないですね。家を出て少ししたら雨足が強くなってきちゃいましたよ。
と思ったら、数キロ進むと晴れてきた〜
実はアイスランドでは合法的に5年以上続けて居住すると、外国人でも地方参政権がもらえるんです。前回は選挙権を持っている事を知らなかったので、投票出来なかったんだけど、(mixiアカウントをお持ちの方はよかったら日記をご覧下さいね。「地方選挙 」2006年05月28日)今回は前回投票出来なかった経験から、自分たちに地方参政権があることは判っていたし、なんと10日くらいまえに「選挙の手引き」みたいなお知らせがちゃんときたんです!!いやぁ、びっくりです。前回は、投票日に選挙権の有無を知ったことから、「なにか通知くらいして欲しいよね」と話してたんですが、アイスランドも進歩してるんですねぇ。
ひと気がない ...
Thorlakshofn の村は快晴でした。良いお天気の土曜の昼下がりのせいか、道路に車は見当たりません。思わず「こんなに人が居なくて本当に選挙なんてやってるの?」と不安になりましたが、とりあえずお役所を目指します。
ちなみにこの村の人口約1600名+りゅ達のように管轄地域内の郊外に住む者約400名の計約2000名がこの選挙区の総人口で、有権者数は約1300名、議席数は7議席で4政党で争っているのだとか。Reykjavik - Hveragerdi 間の山々も管轄内だから土地は結構広いんだけど、山の上にほとんど人は住んでないし、農家も点在してるだけだからこんなものなのかな?この人口故か、選挙のときは候補者が家に挨拶に来るんですよ。最初は応援してる人が挨拶に来たのだとばかり思っていたけど、渡されたチラシに本人が写っていてびっくりでした。
看板があるぞ〜
お役所の駐車場脇に↑な立て看板があります。とりあえず、これに沿って進んでみる事に。と言っても辞書も持って来てないし、この時点では単語の意味は判らず進んでます。(^^;)階段を上ると親子連れが居たので、正解だったみたい。ってか他に何もないから、ここしかなかったのよね。
待ち人数名
と思ったら、他にも人がやってきます。どうやらみんな下の駐車場には停めず、入り口付近の車寄せに停めてたようでした。そりゃ、下には誰もいない筈だわ。大行列じゃないけど、常に誰かしらがパラパラと来るので人が途切れる様子はありませんでした。まぁ、22時まで開いてるから、15時過ぎでも時間の余裕はあるし、慌てなくてもいいもんね。
ちなみに撮影はここまではOKだけど、投票所内はもちろん禁止でした。投票所内では撮ってないんだけど、右の写真って大丈夫なのかな?(^^;)
ところで「選挙の手引き」には投票権の有無の調べ方に最低限の投票方法の説明と公なウェブサイトのアドレスが載ってました。ただその最低限の事柄以外、ウェブサイトへ行っても、大半の情報は当然ながらアイスランド語のみで英語も他言語もないんですよね。まぁ、ここはアイスランドだからアイスランド語なのもしょうがないんですが。
ところでウチにはアンテナに繋がったテレビもないし、その前にアイスランド語の放送なんて理解出来ないし、と言うことで、情報収集は原則インターネットでとなるのだけど、悲しいかな、英語のアイスランドニュースサイトでも選挙についての特集は首都レイキャヴィク及び周辺のみ。りゅの住むような田舎には触れてないんです。
結局公のサイトを見るのも、ニュースを読むのもアイスランド語が必要、と言うことで、ここで登場するのが、 google translation です。 google translation でアイスランド語を日本語に変換すると、脈絡のない内容不明な翻訳になりがちだけど、アイスランド語→英語への翻訳はかなり意味が通じる内容なので、普段から重宝しています。でもいくら重宝しているとは言え、さすがに選挙についてこんないい加減な手段で情報収集してると思うと少し申し訳なくなるかも ... 。他に手段がないのでお許しを〜。
後少し♪
それにしても、どの政党も元々似たような事を言葉を変えて表現してるのか、 google translation をかけても、多少の差はあれど結局似たようなきれいごとの羅列が多かったんですよね。特に地方選挙で地域に密接した物事を取り上げると、似通って来るのは避けられなかったのでしょう。本当なら候補者が挨拶に来た時にもっと突っ込むべきだったのだろうけど、しょうがないので、既知の事実と過去の体験を照らし合わせて判断しましたよ。
自分の番が来たので中に入ると、担当の女性達が名簿と写真付きIDカードとを照らし合わせてチェックしてたけど、ちゃんと自分の名前もありホッとしました。しかも脇にJPとあるし。でも ...実はこの時、間の悪い事にちょうどパスポートの更新手続きの最中で、手元にあるパスポートの期限が切れた所だったんです。2年前に会社の銀行口座開設時に身分証明にパスポートを求められたんですが、その時 * 永住権カード しか所持してなかったのでそれで代行出来るか聞いた所、ダメだったんですね。(以前はパスポートなんて求められなかったから持参しなかったんです。)
で、今回はダメ元で事前に確認はせず、期限の切れたパスポートを一応持参しつつ、永住権カードを見せた所、なんの疑問もなくあっさり投票用紙を貰っちゃいました。『期限の切れたパスポートや永住権カードじゃ確認不可』って拒否される事も覚悟していただけに拍子抜けです。まぁ、こんな田舎で外国人しかも名簿脇にJPと記載されてるような人は他にいないってことなのか、それとも何も考えて(気付いて)なかったのか ... 。あっさり投票用紙をもらった後は、投票ブースで印を付けて、投票箱に入れておしまい。極々普通の選挙でした。
おまけで結果は4政党中3政党が2議席、1番左の1政党が1議席取ってました。全党入るもんなんですねぇ。
*永住権カード
アイスランドでは、現在システムが代変更され永住権カードはなくなり、パスポートへのスタンプ方式になったのだとか。これは永住権に限らず有限の滞在許可証の類も同様らしく、パスポートが切れる度にスタンプを更新する必要があるみたい。おかげで永住権カードは間違っても紛失できません。(^^;)
ちなみにりゅはアイスランドでは外国人として参政権を貰ってるけど、日本での外国人参政権には反対です。納税に対する対価は行政サービスであり、選挙権ではないですからね。今回は参政権を頂いてしまったので、ある意味アイスランド在留外国人の義務として投票に行ったけれど、これはアイスランドからのご厚意なので当然の権利とは思ってません。
アイスランドが特に永住権所持の外国人に優しい国なのは、今までの在留外国人の諸先輩方のおかげでもあるとは思うけれど、今でも外国人に十分に良くしてくれているので、これ以上を外国人の為にはわざわざ求めません。言ってしまえば、アイスランドはアイスランド人のモノだし、日本は日本人のモノだと思ってます。外国人から見て旨味の少ない超小国のアイスランドならともかく、多大に旨味のある日本なんて外国人参政権を与えたら、あっという間に乗っ取られますよ。
外でまったり
さて、話変わって、選挙と前後して、庭でくつろぐモニクです。去年の失踪後に足を2回痙攣させていたので、通年で外出禁止となったモニク。でも方やののさんはこの時期毎日外に出ているので、モニクも外を忘れられないみたい。(家は1階建てだし窓のすぐ下まで他所のネコもくるし)で、人間を玄関へ誘導するんですよ。なので、最初は抱えて玄関に出ていたんだけど、草(庭に生えてるのは牧草です(^^;))も食べたいみたいだし、とハーネスに繫いで出す事にしました。
ぱっと見仲よさ気?
最初は物干し台に繫がれて気持ち良さそうにひなたぼっこをしていたモニクなんだけど、気付けばののさんがにじり寄ってる〜。人間が見てると、ののも一緒になって寛いでるんだけど、人間が目を離した隙にモニクをいじめるんですよね。家の中から見られてるって気付かない性悪おバカののネコなんです。この後ののがモニクをいじめて、モニクが『のの』=「怖いもの」から逃げようとして縄抜けしちゃいました。
まぁ、探したらすぐにみつかったので良かったけど、以後ののが外に出ているときはモニクを繫いだまま放置は出来ないことに ... 。元々30分〜小一時間くらいしか出してなかったのに、人間付きでしか外に出られなくなりました。まったくもぉ、ののさんのせいだっ。
オスワリッ イタダキマ〜ス♪
モニクの前足がののさんから離れてるのは、人間に無理矢理ののさんの近くに押しやられたものの、ののから離れたいからなんですよね。まぁ、あれだけいじめられてれば、近寄りたくもなくなるかも?と思うんだけど、モニクからちょっかいを出す事もあるので、仲がいいのか悪いのか判らなくて不思議です。ののがもう少し友好的なネコだったら仲良くなれたんだろうになぁ。
煤けネコ
6月第1週は火山灰がかなり飛んで来ていて、ののさん真っ黒になって帰ってきました。初日は火山灰と気付かず「どこでこんなに汚れてきたの〜?」とお風呂に入れ、2日目にもう1度出した後にようやく火山灰と気付き、慌ててまたお風呂へ。この後外出禁止になったののさん。なのに外に出られないとストレスが溜まるのか、日に日にモニクをいじめる回数が増えて行くんですよ。まるでジャイ○ンならぬジャ○子な、ののネコ ... 。(^^;)
みつけたらすぐに叱るんだけど、その場では落ち着いても数分後にはすぐにいじめるからモニクが気の毒で気の毒で ... 。外出禁止は丸3日が限度でした。外に出したら喜び勇んで道々マーキングしながら、縄張りの小屋へ向かう姿を見ていたら、キミってオスじゃなくてメスネコだったよね?と言いたくなりました。
タイミングベルト交換ちう♪
今度は友人に車を直してもらいにレイキャヴィクへ。どのフォトエッセイかは失念したけど、その昔 Bolungarvik の修理工場でも直してくれたボシュコです。普段は Hveragerdi の修理工場へ持って行くんだけど、今回は久々に彼にお願いしました。ここは彼が個人的に借りているガレージで、正味3時間で交換してくれたんだけど、友人曰くこの車(初代日産テラノ)に慣れた人なら1時間半くらいで交換出来るとの事。Hveragerdi の修理工場だったら6〜8時間くらいかかってそう。うん、アイスランドってこういうのもとろいのよね。まぁ、向こうにしてみればその分工賃を取れるから敢えて急がないのかもしれないけど ... 。競争のない社会ってオソロシイ ... 。友人に感謝です。
三和のテスター
友人の職場が引っ越す時に捨てられていた三和の電気テスターを貰って来たのだとか。特に使ってはなくこのガレージに1年くらい置いてあるだけとのことで、たいちょったら遠慮しつつも最終的には喜んで貰ってました。昔のmacのコンピュータといい、こういうのが好きなたいちょです。まぁ、友人にしろたいちょにしろ、普段はもっと現行タイプの電気テスターを使ってるので、この三和のテスターに日の目を浴びる日が来るかわからないけど、タイミングベルトを直してもらって、テスターまで貰っちゃって、ボシュコありがと〜♪
鳥って放し飼いできるのねぇ
そうそう、この友人宅含め最近お邪魔した Reykjavik のお家2軒では、どちらも鳥を飼ってたんです。どちらも飼育開始から1年以内なんですが、最近の Reykjavik のペットブームは鳥なんでしょうか?先にお邪魔した1軒目ではほとんど常に放し飼いでびっくりでした。実は鳥が怖かったりするりゅですが、2軒の家で室内を放し飼いの鳥が飛んでるのを目の当たりにして、少しだけ慣れました。蛇口から流れる水で水浴びする姿もかわいかったし、鳥って羽根とくちばしだけじゃないんですねぇ。
ところでボシュコのお姉さんブランカも Reykjavik に住んでるんですが、ボシュコはブランカの誕生日に同じ鳥(インコ??)をあげたのだとか。でも彼女は鳥の鳴き声にかなり参ってるみたいで ... 。先日彼女に電話した時に「鳥いる?」と聞かれたので「ウチにはネコが2匹居て、連日鳥を獲ってくるし、鳥のストレスになるからもらえない」と答えたところ「じゃ、ネコのディナーに如何?」(゚〇゚;)とブランカ。
一瞬無言になったら「冗談よ」と言われたけど ... ちょっと本気に聞こえたよ〜。 (T∇T) 後に彼女は生き物を勝手にプレゼントにしてはいけないと弟くんにお説教したのだとか。(笑)ま、鳥の鳴き声って人によっては癇に障るもんねぇ。良かれと思ったボシュコも受け取ってしまったブランカもどっちもお気の毒かも。とりあえず、ウチに来たらあっという間にののさんのお食事に化けそうなので、来ちゃイケナイと思いますです。
そんなこんなの最近でした。